公式アカウント

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 19〉伊藤博文の乱脈な蒐集ぶり、「保護」は詭弁

「高麗焼を持ってこい。あるだけ買ってやる」 「韓国併合」の前後の時期、蒐集熱が加熱するにつれ、「店先に並ぶ高麗青磁の数が日増しにだんだん多く」なり、しかも「すぐ誰かが持っていってしまう」ようになったと…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 16〉高麗青磁の略奪、暗躍する政商、コレクター

「朝鮮陶磁史上、最も重要な遺品」などすべて持ち出す 当時、ソウル市内の名高い高麗青磁コレクターとして鮎貝房之進、阿川重郎らがいた。また骨董店を構え、高麗青磁の販売を専業とした近藤佐五郎という男もいた。…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 15〉巨万の財宝(高麗青磁)に群がった日本の無頼漢たち

「算盤と剣、そして銃」を持った武装強盗 濡れ手に粟をもくろんだ墓盗人の日本人を含め、朝鮮に植民してきた当時の日本人の品性の下劣さについて、日本人自身が次のような文章を残している。 筆者の釈尾旭邦は19…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 14〉高麗青磁の略奪、「日本人盗掘者の群れ」

開城一帯の王墓など一万余基、徹底的に破壊 1993年5月20日付の読売新聞の紙上に、「浦上コレクション~百億余、故郷・萩市へ」という記事が掲載された。 その報道によれば山口県萩市出身の世界的な浮世絵コ…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 13〉山口の「寺内文庫」は「強盗文庫」

罪の意識一かけらなく、「朝鮮学」の権威自称 奎章閣蔵書からも抜き取る 総督府嘱託だった 松田甲の言明から推して、寺内正毅は奎章閣蔵書からも本を抜き取り持ってきたと見える。総督府が奎章閣蔵書のすべてを京…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 12〉統治権力者と日本人学者による古書の略奪

人知れず日本に持ち去った伊藤博文 1965年にはからずも暴露 伊藤博文、曽襺(そね)荒助、寺内正毅の三者は、統監もしくは総督という植民地統治の最高位にいて、暴虐な施政をすすめた侵略の巨頭らである。 彼…

〈奪われた朝鮮文化財・なぜ日本に 11〉朝鮮四大史庫すべて日帝が蹂躙

金石文、地方の郷土誌、古書、考古参考資料も略奪 先祖伝来の図書を意のまま奪われた李王家は、それでも総督府に若干の抵抗はしたらしく、総督府は図書室内規で「李王家の系譜に関する図書は王家に戻す」と定め、極…