装飾品や古鏡、刀剣、土器などの貴重な遺物奪う 朝鮮絵画のルーツを辿れば、高句麗時代の古墳内に描かれた1600余年前の壁画に辿り着く。 高句麗は新羅、百済に先がけて最も早く国家を形成した。紀元前3世紀頃 [...]…
バラバラに解体、ダイナマイトも使用 石窟庵の優雅な五重小塔は今もってその所在がつかめずにいる。中村が「某氏の邸宅」とあいまいな表現で、小塔の所在を推測しているが、曽禰の邸宅である節が強い。統監府時代に [...]…
二代目統監・曽禰荒助による世界屈指の五重小塔略奪 朝鮮仏教美術の結晶とも言える石塔、浮屠などの石造遺物の略奪に関する資料は、皆無と言っても過言ではない。それを知る手立ては、日本人学者の論文や著書の文脈 [...]…
優美な朝鮮石造物は「富の象徴」 法隆寺金堂の壁画残した曇徴 日本人学者らは、日本仏教美術のルーツを探る絶好の研究対象物として石塔に関心を集中し、精力的に「調査」した。また、朝鮮で資産家に成り上がった日 [...]…
政財界人の私有庭園に夥しい数の朝鮮石塔 「モスクワ愚連隊」や「青春の門」などの小説で、人気作家の五木寛之の短編小説の一つに、「深夜美術館」と題した作品がある。(文春文庫「日の影村の一族」に収録されてい [...]…
「高麗焼を持ってこい。あるだけ買ってやる」 「韓国併合」の前後の時期、蒐集熱が加熱するにつれ、「店先に並ぶ高麗青磁の数が日増しにだんだん多く」なり、しかも「すぐ誰かが持っていってしまう」ようになったと [...]…
盗掘品を「正当な手段と代価で購入」と強弁 高麗青磁を所蔵する日本の美術館と個人は、口をそろえて「正当な手段と代価」を払って購入したと言う。彼らの言い分どうり、その中には敗戦後、骨董店から新たに買い入れ [...]…
市田次郎は朝鮮に早くから移住し「実業家」として「成功」した男である。彼が定住した大邱は、かつての新羅王国の故地であり、その周辺には古墳が至る所に群集し、貴重な遺物が埋蔵されていた。また由緒ある遺蹟と寺 [...]…
「朝鮮陶磁史上、最も重要な遺品」などすべて持ち出す 当時、ソウル市内の名高い高麗青磁コレクターとして鮎貝房之進、阿川重郎らがいた。また骨董店を構え、高麗青磁の販売を専業とした近藤佐五郎という男もいた。 [...]…
「算盤と剣、そして銃」を持った武装強盗 濡れ手に粟をもくろんだ墓盗人の日本人を含め、朝鮮に植民してきた当時の日本人の品性の下劣さについて、日本人自身が次のような文章を残している。 筆者の釈尾旭邦は19 [...]…