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尊重すべき「隣人」は

まったく異なる2つの授賞式が、示唆に富んだ教訓を残してくれた。 まずはじめに挙げるのは、16日に取材したNGO大賞の授賞式。国際協力分野の功労者に送られる同賞は、朝鮮と日本など東アジア諸国の市民交流に…

取材ノートに記すもの

引出しにしまっている過去の取材ノートを読み返した。 筆跡から蘇る情景―4.27板門店宣言に沸いた同胞社会、東日本大震災10年の節目に訪れた被災地、地方歌舞団公演でのオッケチュムの輪に、留学同で民族の心…

世界の周縁から

ここ半年で2度、海外のチュチェ思想研究家に話を伺う機会に恵まれた。今年1月には、インドから訪日したアジア・チュチェ思想研究所理事長を取材。昨秋に訪れたアフリカでは、同地域におけるチュチェ思想研究の重鎮…

浮かび上がる歴史

見て、聴いてきたものが、一面的でしかないことを、最近になり改めて感じている。 年が明け、今年の初取材となった東京・稲城での写真展でのこと。在日朝鮮人1世にフォーカスしたこのイベントを、地元・稲城の地で…

祝いの場で感じた熱意

今年も各地で20歳を迎えた同胞青年らを祝う行事が行われた。 「2023年度広島20歳青年祝賀会」では、100人を超える同胞たちが青年らの新たな門出を祝福した。参加者らは民謡のリズムに合わせて手を取り、…

「沈黙」の再生産

パレスチナ自治区におけるイスラエルの不法占領を告発する、「沈黙を破る」という名の非政府組織がある。活動主体は、良心の呵責に苛まれた元イスラエル軍将兵たち。かれらの姿を追った映画「愛国の告白─沈黙を破る…

ハッキョの鐘の音

香川には朝鮮学校がない。この地の同胞たちは初級部1年生のときから寮で寝泊まりしながら、愛媛にある四国初中に通ってきた。 結成60周年を迎えた香川県商工会の理事らに会いに、10月末、香川を訪れた。