朝鮮を代表するもう一つの名鐘を紹介しておきたい。聖徳天王神鐘である。 現在は慶州博物館の庭にあるが、もともと奉徳寺にあったので奉徳寺鐘とも呼ばれている。…
この鐘は新羅33代の王、聖徳王24年(西紀725年)に造られた。この鐘は、現在わが国で最も古く、かつ造型的にも最も美しい鐘と言える。人の背丈ほどの大きな鐘で、その肩から下がって鐘口に至る側面の長い曲線 [...]…
10点ほど知られている新羅の金冠の中で、もっとも代表的なもの。 1921年、慶州の路西洞のある民家の裏庭で、偶然に古墳があることが分かり、発掘が行われた。…
まことに堂々たる姿である。胴はあくまで大きく、それをしっかり大地を踏みしめる四肢が支える。太く伸びた首に支えられる頭はむしろ小さく感じられる。…
朝鮮半島に青銅器と共に無文土器(模様のない土器)が出現するのは、紀元前7~6世紀の頃であろうと言われる。それはシベリア地方の北方民族の移住あるいは交渉によって、もたらされたと言われている。…
粉青沙器の中で、最も多く作られたのは飲食用の鉢や皿であろう。それらは主に官庁に納められるものと、民間の人々のために作られたものであった。…
粉青沙器の特徴と魅力は、白土粉粧の技法と文様の大胆な省略、自在なユーモアあふれる表現力と言えよう。白土粉粧の仕方によって刷毛目となり、また粉引ともなり、これに象嵌技法や印花技法(文様を刻った判子を胎土 [...]…
粉青沙器の重要な特徴は、官の経営する窯場で作られたものでなく、官窯を離れて全国に散っていった陶工たちによって作られた陶磁器であるために、製作上の規制から自由な民窯であるので、そこで製作される陶磁器が庶 [...]…