これは前に62「金正喜像」として紹介した、その主人公による代表作である。 金正喜は、清国を代表する学者たちから「海東第一の通儒」とたたえられたが、芸術面においても詩、書、画にすぐれ、特に書では中国の古 [...]…
兢斉(긍재、きょうさい(ルビ)金得臣(1754-1822)は、一家がみな画員で、金弘道の影響を大きく受けながら、風俗画では独自の境地を開拓した。この画はそれをよく表している。…
これは同じ江原道の内陸部の断髪嶺(824㌢)から、東方へ約15キロ離れて横たわる金剛山(主峰1638センチ)の山々を望む図である。 昔はソウルや開成から200キロ近くの道を歩き、太百山脈に分け入り、断 [...]…
この絵の主人公、金正喜(1780-1856)は朝鮮朝の名家である慶州金氏の家門に生れ、実学派の大家として名高い朴斉家について学んだ。号は秋史、阮堂など。24歳の時、父が清国への使節団で燕京(北京)に派 [...]…
姜世晃(1713~1791)は、父が政府の高官を務めた家庭に生れ、幼い時から中国の古典に親しみ、かたわら漢詩に興味を持ち、画才にも恵まれた。したがって書にも巧みで、世人から詩書画三絶とたたえられた。…
わが国に虎の絵は多いが、気迫の充満した、虎の威厳と美しさを、これほど良く表現した作品はないと思われる。 双眼はランランと輝き、鼻すじが通り、口の周りの髭は針のように真っ直ぐで硬そうである。耳は小さく猛 [...]…
朝鮮王朝初期の大画家で、後世に大きな影響を与えながら、残されている作品が唯一点のみということで有名な画家が、この安堅である。わが国随一の山水画という名声を得ながら、正確な生年と卒年は知られていない。…
17世紀末より18世紀初期にかけて、朝鮮朝は中期から後期に転換する時期に当たっていた。したがって絵画の面でも、前時代の伝統的な画風を継承しつつ、新しい画風を創造する転換期に当たっていた。 この時期を代 [...]…
漁夫と樵夫(きこり)が道で出会い、楽しそうに会話を交わしながら歩いている。 一方は長い釣 を、そして樵夫は天秤棒を持っている。この二本の強い斜線の中央に、それぞれの顔があるために、二人の顔、とくにその [...]…