華角というのは、牛の角を薄い板にして華やかな紅色に着色したもの。それを木の箱にはって、色々な絵を描き飾るのである。 わが国では古くから重要な手工芸の一部門として発達し、現在に続いている。螺鈿(らでん) [...]…
わが国では、さまざまな特色をもつ木工品が作り出されてきた。 読書用の机はもちろんのこと、書物や日常の品をしまう卓子 、日本のたんすに当たる (チャン)、あるいはお盆、木枕、筆筒など、多様な木工品を民族 [...]…
海州は平壌南方110キロ、開城の西方70キロの古い街。この黄海道南部一帯で作られたのが海州盤である。 海州盤は三枚の板で作られており、盤面は統営盤と同じく縁がふち取りされて、やや大型の四角のおぼんのよ [...]…
これは最も一般的な羅州盤。全羅道一帯で広く使われたもの。見られるように飾り気のない、直線だけの実用的な食膳である。 盤面はやや厚めの板を、何年も乾燥させた後につかうので、後で歪みが生ずることはない。全 [...]…
朝鮮の膳は狗足盤とか虎足盤のように、膳の脚の形で名を付けることもあるし、地方別に作られる膳の形の特徴によって名付けされることもある。例えば慶尚南道の南海の中心である統営(今は忠武市となっている)一帯で [...]…
中学(旧制)を卒業して東京に進学し、学校のある渋谷区駒場の近くを散歩中、偶然入った「日本民芸館」に展示されている初めて見る白磁の壷を眺めていると「李朝白磁はお好きですか」と話しかけた婦人がいた。…
朝鮮では8世紀の中葉から、石窟本尊が示すような降魔觸地印像と、この図の示すような智拳印像が、高麗から朝鮮朝時代に至るまでの主流となった。 また、8世紀中頃から鉄仏が作られはじめ、さらに像に銘文を持つも [...]…
朝鮮の寺院で千年を超える歴史をもつのは石窟庵のみであり、他の寺院はただ寺跡が知られるだけなので、古代の寺院がどのような仏像を、どのように配置したかを知るためにも、原型の残る石窟庵は貴重である。…
新羅の王族で宰相であった金大成(701~774)は、政治家であると同時に、きわめて優れた建築家でもあった。彼は現世の父母のために仏国寺を建立し、前世の父母のために石仏寺(石窟庵)を建立しようと工事を始 [...]…
この菩薩立像は、弥勒三尊仏の右脇侍の菩薩である。本尊の弥勒菩薩は椅子に両脚を降ろして座っている。三花というのは、三人の花郎(ファラン)を指すのであるが、その名前は分かっていない。…