現状への毅然たる抗拒の姿勢 著者は日本敗戦の年に生まれて、戦後の歴史的変遷を生きてきた、硬骨の弁護士である。 「法律とは条文通りの解釈をすべきでなく、その根底に流れる心である」とする著者のモットーにま [...]…
差別扇動、戦争を引き起こす 「うじ虫ゴキブリ朝鮮人」「韓国人は皆殺し」―このようなヘイト・スピーチでマイノリティを攻撃し差別を煽動する排外主義デモが各地で行われ、インターネット上に同様の表現があふれて [...]…
表題にある「壁」とは監獄の厚い壁のことである。1974年から90年にかけて、北のスパイという濡れ衣で獄中につながれた父を救うためにたたかった或る在日一家の記録である。物語は長女の「私」の生活と行動を中 [...]…
性奴隷にされた人々の無念 約70年前、アジアの少女たちの青春が奪われた。日本軍は侵略する先々に、国内に少女を連行し、将兵のための「慰安婦」とした。韓国での直接取材にもとづき、強制連行、「慰安所」の暮ら [...]…
消し去ってはならぬ過去 日本軍「慰安婦」制度の被害者と支援者たちが日本政府に謝罪と賠償を求め、1992年から毎週水曜日にソウルの日本大使館前で行ってきたデモが2011年12月14日、1,000回を迎え [...]…
沈黙と忍従と自由への希求と 民族学級、文化運動、フェミニストの活動家でありジャーナリストであった李栄汝氏(2012年没)の遺作である自伝的小説を読む。祖母(姑)―母(嫁)―孫(娘)それぞれの物語が、交 [...]…
“目の前に見えていることをウソだと言えるか” 「それでもだ、もしも人間に最期の最期までのこされた尊厳というものがすこしでもあるのだとしたら…」 …なんだと思う?… 叔父は語を継いだ。げんに目の前に見え [...]…
偏狭な「愛国」と決別を 本書は、偏狭な「愛国」や安易な「和解」と決別し、植民地主義の克服、正義の実現へ向けて、日本が今なすべきことを述べている。 「慰安婦」問題は、いまだに被害者の納得する解決にはいた [...]…
朝鮮問題の根本的理解促す ついこの間、朝鮮半島は核戦争一歩手前まで緊張した。朝鮮戦争がいまだ法的に終結せず、停戦状態が60年間も持続しているからである。こんにちの朝鮮半島情勢を根本的に理解したければ、 [...]…
「恨」を一刻も早く解くため 日本軍「慰安婦」をテーマにした南朝鮮の写真家・安世鴻さん(41、名古屋市在住)の写真展「重重〜中国に残された朝鮮人元日本軍『慰安婦』の女性たち〜」が、ニコンによる一方的中止 [...]…