作:チェ・ギュソク、訳:加藤直樹、監訳・解説:クォン・ヨンソク 本書は、海を隔てた南の地で繰り広げられた87年「6月民衆抗争」の道のりを描いた漫画である。 朝鮮戦争、反共教育、労働組合、光州人民蜂起、 [...]…
日本の植民地支配の醜悪さ、不条理の極み 本書の著者、李鶴来さんは、1925年、日本統治下の朝鮮の全羅南道宝城郡に生まれた。皇民化教育が徹底していく時代。村ではすでに独立運動のことなど聞くこともなくなっ [...]…
「帝国意識」形成を先導した思想家 数々の福沢諭吉を批判する書を世に出しながら、2000年、福沢研究で2冊目となる「福沢諭吉のアジア認識」を出版。丸山眞男を筆頭とする「戦後民主主義時代」の研究者たちによ [...]…
尊厳を懸けた闘い 「うちなーんちゅ うしぇーてぇーないびらんどー」 昨年5月、沖縄で行われた新基地拒否県民大会であいさつした翁長雄志沖縄県知事のことば。会場に集まった3万5千人に及ぶ大衆の前で、「沖縄 [...]…
多彩な作品を丁寧に解説、画期的な大冊 日本の詩人や歌人が朝鮮の歴史や風物について書いた作品は一定の文学者以外はあまり知られていない。石川啄木の「韓国併合」を 批判した短歌さえ普及版作品集に収められてい [...]…
友好、統一の架け橋に 本書の主人公となるクロツラヘラサギは、体長7、80センチのペリカン目トキ科の鳥。長いしゃもじのような平らな形のクチバシを左右に振りながら、干潟で魚やエビ、カニ、貝類などのエサを食 [...]…
問題解決を求めるシンボル ソウル・日本大使館前の少女像に、残念ながら筆者は会ったことがない。だが昨年、東京で「少女」と対面する機会に恵まれた。練馬で開かれた展示会「表現の不自由展~消されたものたち」( [...]…
権力に媚びず、チェック機能果たせ 今の日本の状況を表す、あまりにもドンピシャリなタイトル「安倍政権にひれ伏す日本のメディア」。手に取ったら最後まで一気に読める、納得、共感できる本なのだ。その最大の要因 [...]…
今年は大震災から5年。岩波書店では震災の年の5月からウェブ連載「3.11を心に刻んで」を開始、毎月3人の筆者により欠号なく書き継がれてきた。その総人数はこの5年間でのべ170人を超える。 連載は毎年3 [...]…
過去の清算こそ、解決に繋がる/矢野宏 拉致問題の解決がまた遠のいた。日本政府が独自制裁を決めたことで、北朝鮮が拉致被害者を含む日本人に関する再調査をする特別調査委員会の解体を発表したからだ。 一昨年5 [...]…