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〈朝鮮歴史人物〉百済の始祖・温祚(4)

百済においては建築と医学技術も発展した。 とくに注目されるのは、天文学と気象学の発展である。百済の天文学者たちは彗星、流星、惑星などにについて、現れた日付けと時間、位置と方向、大きさを逐一記録しておい…

〈朝鮮歴史人物〉百済の始祖・温祚(1)

高句麗の東明王には3人の息子がいた。長男の嬬留は高朱蒙が東扶余にいる時、本妻である禮氏から生まれ、次男、三男である沸流と温祚は卒本扶余(句麗)で生まれた。 高朱蒙が高句麗を建て王となって19年になるあ…

〈朝鮮歴史人物〉安市城の城主・楊萬春(5)

「これで勝てるぞ。仇敵を最後まで討ち破るのだ!」 「一人も生かして帰すな!」 楊萬春の命令に従い、彼らは総攻撃に転じた。 軍士たちは、城門を押し開き、怒れる獅子のように敵軍に向かって突進していった。 …

〈朝鮮歴史人物〉安市城の城主・楊萬春(4)

城壁に高く仮設された木柵に登り、大戦闘を余裕をもって指揮していた楊萬春の目の前に唐の太宗の姿が現れた。 「こやつめ!ちょっと懲らしめてやろう…」 楊萬春は、すかさず大弓を手に取りゆるやかに弦を引いた。…

〈朝鮮歴史人物〉安市城の城主・楊萬春(3)

高句麗軍の将帥、高正義は自分の意見をこのように述べた。 「あまり急いで攻撃するのではなく、軍を整えながら、何日も置いて奇襲兵を派遣して輸送路を断ってしまえば、敵の食糧は尽きます。そうなれば、戦おうにも…

〈朝鮮歴史人物〉安市城の城主・楊萬春(2)

揚萬春は、唐の動静について知悉していたので城をさらに強固に築いた。 彼は先を見越して、城壁を補修強化し、食糧も十分に準備した。さらには、兵士たちの武術訓練に力を入れた。 城主がこれほどまで大胆無双であ…

〈朝鮮歴史人物〉安市城の城主・楊萬春(1)

揚萬春は、遠い道のりを駆け城内に到着した。 新国王を迎えた後、平壌城内は活気に満ちていた。嬰留王が廃位され、宝蔵王が新たに即位すると、揚萬春は莫離支として全ての実権を握った淵蓋蘇文から呼び出しを受けた…