公式アカウント

〈ハングルの旅 10〉純朝鮮語で心のひだを表現

鄭澈の肖像画 鄭澈(1536~1593)は朝鮮王朝中期の代表的な詩人の一人である。また今で言う第一副首相の地位にあたる左議政まで務めた政治家でもあった。ここでは文学者としての鄭澈とハングルについて見る…

〈ハングルの旅 7〉表記可能な文字は1万1,172個

発音できる音(おん)は? 訓民正音創製当時、母音字11、子音字17の合計28字で創られた新文字は、時代の流れの中で起こった音の変化により、その後使われなくなったものや、新たに加えられたものがあって、現…

〈ハングルの旅 6〉製字原理と独創性

「天」「地」「人」をかたどる 朝鮮民族は、世界では見られない、まったく新しいユニークな文字「訓民正音・ハングル」を表記手段として用いている。このハングルは、世界のどの文字にも見られない新しい原理に基づ…

〈ハングルの旅 5〉隠された世宗の「野望」

事大主義と権威主義の打破 前回、ハングル創製の意図は民に対する世宗の施しであったということについて述べた。今回はその裏に隠された世宗の真の狙い、その大いなる「野望」について考えてみることにしよう。

〈ハングルの旅 4〉創製にまつわる数々の記録

なぜハングルを創ったのか? 誰が、何のために、いつごろからハングルを創ろうと考えたのか? これに関する明快かつ詳細な記録はほとんどない。しかし、手がかりがまったくないわけでもない。 1428(世宗10…

〈ハングルの旅 3〉世宗の非凡さ

創ったのは誰か? 1443年に創られた文字体系としての訓民正音(ハングル)は北南とも一般的に、世宗の命により集賢殿の8学士たちが創製したものとされている。はたして本当に8学士によって集賢殿で訓民正音が…

〈ハングルの旅 2〉朝鮮の若き頭脳集団

ハングル創製の8学士 世宗時代の最も優れた業績は訓民正音の創製であろう。この新しい固有文字の創製によって、朝鮮民族は初めて自分の意思を自由自在に書き表すことができるようになった。 「訓民正音」という名…