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〈ハングルの旅 20〉日本でのハングル普及活動

「ハングル」能力検定試験と学友書房の辞書編さん 今年の6月2日、NPO法人ハングル能力検定協会による第40回「ハングル」能力検定試験が日本各地で実施される。1992年10月9日に創立されたハングル能力…

〈ハングルの旅 16〉ハングル普及で投獄、拷問、獄死

「朝鮮語学会事件」 朝鮮語学会は、1921年に周時経の弟子たちが中心となって結成した朝鮮語研究会を1931年1月10日に名称変更した団体である。朝鮮語学会は、日本の植民地下で朝鮮語の研究と朝鮮語を通し…

〈ハングルの旅 15〉民族の詩人、尹東柱

ハングルだけで詩作を続ける 尹東柱(1917~1945)は、北間島の明東村(現・中国吉林省延辺朝鮮族自治州の龍井市智新鎮明東村)で4人兄弟の長男として生まれた。7カ月後、同じ村で文益煥(1918~19…

〈ハングルの旅 14〉児童文学の先駆者、方定煥

「어린이(オリニ・子ども)」という言葉を作った人物 方定煥(1899~1931)は、32歳という若さでこの世を去るまで、子どもたちの幸福のために尽力した児童運動家であると同時に、朝鮮の児童文学の先駆者…

〈ハングルの旅 13〉ハングルと周時経

教育、研究、普及に一生捧げた 周時経(1876-1914)は、わが国の開化期にハングルの教育と研究、普及に一生を捧げ、その後の朝鮮語の発展に多大な影響を及ぼした、近代朝鮮語学の先駆者的な学者である。「…

〈ハングルの旅 12〉ハングルと燕山君

禁止令、使用者の処罰を指示 ハングルは創製以降、世宗大王の意図した通り民衆の書記手段として広まった。また時調や歌詞、小説など文学の創作や一部両班階級の私信、宮中の女子間の文書などにも用いられた。しかし…

〈ハングルの旅 11〉ハングルと国文小説

庶民にまで読者層広げる 朝鮮で最初にハングルで書かれた小説は、17世紀初頭(創作年度ははっきりしないが、1607年または1612年という説もある)に許(1569-1618)が創作した「洪吉童伝」である…