ことの始まりは、数人による食事の席だった。 強制連行をはじめとした在日同胞の歴史を保存し伝えられる施設をつくることは可能だろうか。今年の春先、札幌市内の飲食店で交わされた小さな一言。 「北海道同胞歴史 [...]…
戦時下、母子で生き抜く 岩手の同胞社会はもちろん、日本の人々の間でも名士として知られる夫の崔碩文さん(88)は、朝聯、民戦岩手議長を経て、総聯岩手県本部委員長などを歴任。半世紀にわたって第一線で活動し [...]…
「朝鮮人だって勉強する権利がある」 愛知県名古屋市内のマンションに1人で暮らす金弘善さん。91歳とは思えないほどしっかりとした足取りで玄関先に記者を出迎えたかと思うと、力強く腕をつかみ、慶尚道なまりの [...]…
祖国の懐こそ「幸せの泉」 3月半ばの米寿のお祝い。ひ孫まで含めた4世代54人の一族が一堂に会してホテルの宴会場でにぎやかに行われた。それから一カ月も経たない4月4日の日曜日、今度は孫やひ孫のウリハッキ [...]…
平壌-東京結ぶ赤い糸 太平洋戦争の激化にともない、横浜国立大学を半年早く卒業した1942年春、金さんは建設大手の竹中工務店東京支店に入社。日本敗戦直後には、GHQの命で都内の病院の改修工事に当たったこ [...]…
「飯が食えるから」と恩師 「苦難の道の果ての大輪の花」-評論家の故寿岳章子さんが1981年、朝鮮大学校の創立記念日に寄せて詠んだ歌である。多くの人々の労苦によって、計り知れないほどの困難に打ち勝って築 [...]…
祖国統一こそ幸せの源/第5歌集「一族の墓」刊行 元ハンセン病患者で盲目の歌人、金夏日さん(82)が第5歌集「一族の墓」を刊行した。 「在日を生きる貧しさ苦しさもみな歌にして書き溜めしもの」 「わが兄が [...]…
第一線でキャリア磨く 自叙伝「がむしゃら人生」を上梓したばかりの黄さん。4年前の夫の死から立ち直り、せめて子どもや孫たちに母親の生き方を知って、「人から後ろ指を指されないよう、正直で誠実な人生を歩んで [...]…