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〈学美の世界51〉「想い」の表現/金潤実

自己に向かう豊かな想像力は、同時に誰かの複雑さを想う力にもなる。想像力によって他者に出会い、他者を想う時、そこに表現されるものは決して理念ではない。クラブ生の作品を中心に、誰かを想い、誰かのための表現…

幅広い世代が思いを表現/在日コリアン女性美術展「パラムピッ」

約4年ぶり、出品数は前回比約2倍 在日コリアン女性美術展「パラムピッ(바람빛)」(以下、「パラムピッ」)が3月30日から4月3日まで、東京の品川区民ギャラリーで開催され、通算420人の同胞、日本市民ら…

“過ぎ去る毎日を形に”/「パラムピッ」出品者たちの思い

約4年ぶりの開催となった在日コリアン女性美術展「パラムピッ」(3月30日~4月3日、東京・品川区民ギャラリー)は、前回(2019年)比で出品者数が1.5倍、出品数は約2倍と、ボリュームが増した展示会と…

長野・上田で3年半ぶりの開催/金剛山歌劇団2022千秋楽

“歌劇団が上田に帰ってきた!” 金剛山歌劇団2022年度アンサンブル公演「あの空に」(主催=実行委員会、後援=日朝上小地区の会、上小地区労働組合会議、金剛保険長野支社)が3月27日、長野県上田市のサン…

〈今月の映画紹介〉RRR/S.S.ラージャマウリ監督

抑圧と抵抗、そして解放 昨年10月に封切りし、現在までも各地の劇場で上映されている話題のインド映画「RRR」。 かつてインドを植民地支配していたイギリス帝国の粗悪な蛮行と、それに命を懸けて抵抗するイン…

「検閲」と闘い続ける/3人のアーティストがトークイベント

昨年8月~11月にかけて東京都人権プラザで公開予定だった、映像作品「In—Mates」(2021)が都の介入により上映中止となった。これと関連し4日、トークイベント「アートと検閲 歴史の否定・権力への…

【新連載】光るやいのちの芽~ハンセン病文学と朝鮮人~①

今年2月から、東京都東村山市の国立ハンセン病資料館では、企画展「ハンセン病文学の新生面 『いのちの芽』の詩人たち」が開催されている。ハンセン病文学をテーマにした同企画展では、ハンセン病患者・回復者に対…

〈学美の世界50〉作品の「言葉」、唯一無二の表現/文真希

児童は心躍る瞬間に遭遇したとき、感じたままを無我夢中で詰め込み、それぞれの「背丈」で正直に表現する。やがて成長に伴い、磨かれた個性と培われた経験、教養の蓄積を織り交ぜながら、より芯のある骨太な作品をつ…

【読者プレゼント】朝鮮人シベリア抑留 私は日本軍・人民軍・国軍だった

金孝淳著、渡辺直紀訳 植民地時代、日本軍として「満州」に派兵された朝鮮人青年たちがいた。かれらは1945年8月15日の祖国解放と同時にソ連軍の捕虜となり、シベリアに抑留された。 捕虜のなかには朝鮮戦争…