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〈朝鮮歴史人物〉温達と公主(1)

宮殿を出た公主(王女)は、すでに何度も温達の家を聞き、やっとのことで訪ねていった。つぶれかけたあばら屋には、盲目の母が独り座っていた。 公主は年老いた母の前にやおら近づき、丁寧にお辞儀をしてから息子の…

〈朝鮮歴史人物〉高句麗の国力強化に寄与した広開土王(6)

しかし粛慎は、それに止まらず機会があるごとに高句麗に対する侵犯を事とした。 広開土王は、西北方面への進出を計画し、398年に粛慎を征伐した。 広開土王は、高句麗から遠く離れた粛慎に入り大々的な武力示威…

「河野談話」と日本の責任/東京でシンポジウム

人権意識の欠落を浮き彫り、「慰安婦」バッシングを越えて 「慰安婦」バッシングを越えて-「河野談話」と日本の責任-出版記念シンポジウム(主催:バウラック「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター…

〈朝鮮歴史人物〉高句麗の国力強化に寄与した広開土王(5)

広開土王は、400年に行った新羅救援作戦で百済・「倭」軍を追撃して南海岸の果てまで進出し、404年には百済・「倭」の連合軍が海より帯方界(現在の黄海道南部海岸地方)に侵入した時は平壌城から自ら軍を率い…

〈朝鮮歴史人物〉高句麗の国力強化に寄与した広開土王(4)

高句麗は、百済を孤立させる策として新羅を抱き込む政策をとった。新羅は本来、伽、倭(伽―百済などの系統の移住民の後裔が形成した小国家政治勢力の総称)の諸小国のうち多くの勢力とは利害が相反する関係にあり、…

〈朝鮮歴史人物〉高句麗の国力強化に寄与した広開土王(3)

広開土王は兵を集め、熱を入れて訓練させた。 王は臣下にこのように諭した。 「我らは天神である檀君の後裔である。世の中で最も優れた民族である我らは、すべからく尊厳をもって力強く生きねばならない」 王は全…

「朝鮮独立運動と東アジア」出版/小野容照・京大助教

アジアの独立運動研究の広がりを 「朝鮮独立運動と東アジア」と題した著書が4月、思文閣出版から出版された。著者は京都大学助教の小野容照さん(31)。学習院大学経済学部を卒業した後、高麗大学大学院に留学し…

〈朝鮮歴史人物〉高句麗の国力強化に寄与した広開土王(2)

高句麗の第22代王である小獣林王には息子がいなかった。そのため王位を継ぐ太子が無く、弟の伊連(故国壌王)が王位を継ぐことになったものの、彼にもやはり息子が生まれなかった。 高句麗第23代王の故国壌王は…

越北科学者、李升基博士の家族史

化学、医学、音楽各界に人材輩出 チョン・チャンヒョン(国民大学教授) 平壌を訪問した際、ガイドとして出てくる北の民族和解協議会関係者に、ときどき戸惑うことがある。2008年6月にリ・オク教授に会った時…