佐藤春夫は「光の中に」について「私小説のうちに民族の悲痛な運命を存分に織り込んだ」とし、芥川賞候補になったことに「何やら非常に愉快で幸福に似たような気持でさえあった」と述べた。しかし金史良自身は、「母 [...]…
元暁和尚は独自に研究を重ね経・律・論の三蔵と大乗・小乗すべての経典に通暁し、仏教を総合的に体系化した独自の「和諍思想」を創りあげ朝鮮仏教の土台を築いた。元暁の著述は質・量ともに超人的で100余部、24 [...]…
民族史上最高の仏教思想家 元暁(617~686)は、仏教が朝鮮に伝来した後に現れた民族史上最高の仏教思想家であり、大著述家である。二度にわたって入唐を試み仏教を学ぼうとしたが、その志をひるがえした逸話 [...]…
中国の青磁が均衝のとれた典雅な美しさを誇るとすれば、高麗の特色として誇ることができるのは、釉色の美しさと、細工の精妙さとともに、中国の陶磁器に見られない「象嵌青磁」の発明と完成である。 それでは象嵌青 [...]…
10世紀に、中国越州窯の秘色青磁にならって作り始められた高麗青磁は、12世紀に入って、前回紹介した「瓜形瓶」のような、中国越州窯の秘色青磁の美しさを凌駕する翡翠(カワセミ)の羽の青みにたとえた「翡色青 [...]…
前回の記事が本紙に掲載された後、ある読者から金史良の経歴について次のような情報提供をいただいた。提供者は3年ほど前に朝鮮を訪問した際、2000年の6.15共同宣言以後に作成された人民軍関係の資料を目に [...]…
高麗青磁は10世紀から作られ始めるが、発展期の11世紀には、窯場は西海岸の江華島、今のソウルの南部の始興、そしてさらに南方の扶安、高敞、霊岩を経て、次第に西南端の康津が官窯磁器所の集中地帯となってゆき [...]…