今年9月に行われたレスリング世界選手権で頂点に立ったパク・ヨンミ(28、平壌体育団)。アジア選手権3連覇(2013、18、19年)で「アジア最強」の地位を不動のものとし、満を持して迎えた世界選手権。53kg級決勝でパクは、4月のアジア選手権でも優勝を争った日本の向田真優(22)を圧倒的なパワーで再び下し、金メダルを獲得。自ら「現役最後」と決めた大舞台、東京五輪への切符をつかみ取った。
世界選手権を制したパク・ヨンミ(わが民族同士)
朝鮮レスリング界をけん引する重鎮。不意な状況にも即座に機転をきかして対応する頭脳派で、積極的な攻撃はしないが、虎視眈々と狙って繰り出すカウンター攻撃は絶対的な成功率を誇る。
その強さは、世界の強豪国である日本勢からも一目置かれる。とりわけパクに2連敗を喫した向田にとっては「最強のライバル」だ。「ポスト吉田」の呼び声も高い向田だが、世界選手権でパクに敗れ、「強かった。本当にディフェンスも強くて、自分の攻めよりも相手のディフェンスや攻撃が上回っていた」とし、アジア選手権よりも「力をつけていた」と完敗を認めた。
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