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ハッキョで広がる友好の輪/北海道・アンニョンフェスタ2019

同胞、日本市民ら2700人で盛況

2700人でにぎわった北海道・アンニョンフェスタ2019

北海道・アンニョンフェスタ2019が9月8日に北海道初中高で行われた。同フェスタは広範な日本市民たちに朝鮮学校と民族教育の存在を広め積極的な支持を集めると同時に、朝鮮学校を中心とした朝・日親善と連帯を深める目的で98年に始まった。99年からは2年に一度行われており、今年で12回目を迎えた。

ステージに拍手、キムチに列

フェスタは総聯北海道本部傘下の各団体による実行委が主催し、札幌市と札幌市教育委員会をはじめとした諸団体の後援で行われた。総聯北海道本部の丁聖漢委員長をはじめとした道内各地の同胞、荒井聡衆議院議員、高橋亨道議会議員、札幌市議会日朝友好促進議員連盟や日朝連帯道民会議のメンバー、北海道朝鮮初中高級学校を支える会の役員をはじめとした来賓、日本市民ら約2700人が参加した。

運動場は多くの人でにぎわった

今回のフェスタのテーマは「つなごう絆 つくろう未来」。朝・日の友好と親善、平和を願い、両市民らが明るい未来へ向け共に歩みを進めていこうという実行委の思いがフェスタのいたるところで表現された。

快晴の空の下、北海道初中高舞踊部による朝鮮舞踊で幕をあげた特設舞台上では「朝・日フレンドリーステージ」と題し、朝鮮学校児童・生徒らの歌や踊りをはじめ、和太鼓や沖縄三線、アイヌ民謡の演奏、テコンドー演武など多様な文化で彩られた様々な演目が、2部構成で披露された。

さまざまな演目が舞台を彩った(生徒・児童らと舞台出演者による合唱)

特に同校児童・生徒らと舞台出演者らによる合唱や高校無償化適用のための「火曜行動」を共にしている朝高生と北星高校の生徒らによる歌とアピールなど、朝・日市民らで共に作り上げる演目に観客から大きな拍手が送られた。

またメイン会場となった運動場には、北海道各地の支部や分会、朝青、青商会、オモニ会など、各団体ごとに準備した屋台が立ち並んだ。チヂム、平壌冷麺、キムパ、ピビンパなどのコリアンフードを中心に、いかめし、ホタテ、タピオカなどバラエティー豊かな約30種類の品目が格安で振舞われた。

同胞らが準備した30種類以上の屋台が立ち並んだ

毎回フェスタの「目玉」として好評を得ている女性同盟手作りキムチを求めて、この日も開場3時間前から数百人が長蛇の列をなした。開場と同時に白菜キムチとカクテキ計1・2トンが瞬く間に売れていき、1時間を待たずして完売となった。

開場3時間前から長蛇の列ができた

一方、体育館ではポジャギ作品の展示やチョゴリ試着と記念撮影、チャンゴ教室や朝鮮語教室など、朝鮮文化を気軽に体験できるコーナーが盛況を博した。また高校無償化、幼保無償化問題や多方面で活躍する卒業生を紹介するポスターや朝鮮学校の教科書などが展示された民族教育紹介コーナーが設けられ、多くの市民らにその魅力や現状を知らせた。

民族教育紹介コーナーが多くの関心を集めた

フィナーレでは文芸同北海道メンバーによる歌と楽器演奏に合わせて、同胞や日本市民らが共に「統一列車」を作って会場を練り歩き、友好の輪が広がった。

交流深め共に未来へ

参加した日本市民たちは一様にフェスタを楽しみながら、朝鮮学校への理解を深め、友好と親善に向けた草の根交流の重要性を感じていた。

フィナーレでは「統一列車」を作り、友好の輪を広げた

舞台で和太鼓を披露した「響楽」の小椋千祝代表(67)は「国同士の関係や政治とは関係なく、文化交流、市民交流を続けていくことが大事だ。フェスタに参加して朝・日の子どもたちが一緒の舞台に上がり歌を歌う姿を見てその思いがいっそう強まった。市民同士が仲良く手を取り、明るい未来を共に築いていけたら」と笑顔で話した。

はじめて参加した札幌市在住の女性(50代)は「おいしい料理、チマチョゴリ試着や朝鮮語講座など、盛りだくさんな内容でとても楽しめた」と満足気だった。またある40代男性は「偏った先入観をなくすためにはアンニョンフェスタのようなリアルな交流が一番大事だと改めて実感した」と話した。

300人以上のスタッフがフェスタ成功のために尽力した

この日、フェスタ成功のために実行委をはじめとした300人以上の同胞が東奔西走し汗を流した。行事終了後、同胞らはフェスタの成功を祝い、また朝・日友好親善、豊かな同胞社会と民族教育発展のために今後も力を尽くすことを誓って祝杯をあげた。

(丁用根)