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平壌第1百貨店展示会を訪ねて/売れ筋から見る市民生活

2019年08月08日 14:43 共和国

健康ブームを反映、評価基準は消費者

【平壌発=金宥羅】国内最大級の百貨店である平壌第1百貨店では、2010年から定期的に、食料品から衣服、家具まで、国産品が勢ぞろいする展示会が行われている。7月10~19日に行われた第11回平壌第1百貨店商品展示会には、過去最多となる579社の2304品目の製品が出品され、多くて一日約2万人の市民たちが訪れた。市民たちの消費生活から、見えてきたものとは――。

大盛況の食料品コーナー

陳列棚にぎっしりと並んだ商品、電光掲示板に流れる商品説明、買い物客の波、波、波。百貨店の玄関口で、国内最大の百貨店展示会の勢いに圧倒されていた筆者の前に現れたのは、同百貨店のキム・ミヨン副支配人(53)。さっそく会場を案内してもらった。

全国約200社の商品でひしめき合う食料品コーナー

人々が一番多く訪れる1階には、食料品、化粧品、髪留め、歯科衛生用品が並ぶ。キム副支配人いわく、メインターゲットの女性たちに一番需要が高い商品を並べたという。とくに、製菓や飲料水、肉や魚、加工食品が並ぶ食料品コーナーは、ぎっしりと詰まった買い物カートを引く女性たちでにぎわっていた。

1階担当のペク・ミョンオクさん(55)いわく、平壌のクムコプ体育人総合食料工場や船興食料工場など有名どころはもちろん、各道の食料品工場の商品までが一堂に会す食料品コーナーは、まさに「全国の食料品工場の見本市」。陳列棚には、全国の約200社で生産した数千種類の食料品が並んでいる。すべて国産品だ。

中でも人気だったのは、

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