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〈人・サラム・HUMAN〉FC KOREA主将/崔光然さん(31)

アイデンティティーの表現

岡山初中、広島朝高とサッカーに明け暮れ、朝大では経営学部に在籍しながら蹴球特設班でプロの夢を追った。大学卒業後はFC KOREAに入団。社会人サッカーを続けたが、仕事との両立は想像以上にハードで「1年目から葛藤を抱いていた」。そんな崔さんの背中を強く押したのは、各地で出会った同胞たちの応援だった。

FC KOREA主将/崔光然さん

同胞たちに「夢と希望と感動を」-チームスローガンを胸に10年から16年までFC KOREAに所属し、最後の3年間は主将としてチームを牽引した。その後、一度は引退したものの、不振にあえぐ古巣を放っておけず昨年から再びFC KOREAのユニフォームに袖を通した。

主将に就任した今季はピッチ上で誰よりも声を張り上げ、アグレッシブにプレー。若手選手への心配りも忘れない。主将に引っ張られるように、チームの完成度、雰囲気は日に日に高まっている。

「チームがいい成績を残せば、選手たちが注目を浴び、それぞれが育ったウリハッキョに関心が注がれる。ウリハッキョへの思いを呼び起こすために、先代の同胞たちの熱い思いを受け継ぐために、FC KOREAは勝ち続けないといけない」

クラブ活動の一環である朝鮮学校での指導にも励む。彼にとってサッカーとは「アイデンティティーを表現する手段」。ベテランの域に達しても、サッカーへの情熱は衰えを知らない。

(徳)