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140人が全力プレー、団結力を発揮/第27回「イプニカップ」

中大阪が2大会ぶりの優勝

第27回「イプニカップ」に出場した選手たち

近畿地方初級部女子バレーボール大会・第27回「イプニカップ」が6月15~16日に兵庫県立総合体育館で行われた。

大会には在日本朝鮮人体育連合会の康浩奉副会長(在日本朝鮮人大阪府体育協会会長)、在日本朝鮮人バレーボール協会の金君栄会長(大阪府朝鮮人バレーボール協会会長)をはじめとした役員、関係者らと大阪、兵庫、和歌山の初級学校12校から140人の児童が参加した。

開会式であいさつに立った康浩奉副会長は「最後まで元気はつらつとプレーし、大会を通じてそれぞれのチームの団結力をよりいっそう強めてほしい」と選手たちを激励した。

学校別にプラカード掲げて入場した

開会式では昨年の大会で優勝した生野が優勝カップを返還した。また選手らを代表して南大阪・和歌山合同チーム「カンソン」の尹希月さん(和歌山)が宣誓を行った。

大会期間中には大阪、神戸朝高のバレー部と、大阪と兵庫の総聯バレー団のメンバーらがスタッフとして参加し、審判や会場設営などで選手たちのプレーを縁の下で支えた。また保護者をはじめ多くの同胞らが会場を訪れ、熱い声援を送った。

笑顔絶やさず、あきらめず

大会には14チーム(生野、尼崎A・B、東大阪A・B、中大阪、カンソン、城北A・B、大阪第4、西神戸、神戸、西播、伊丹)が参加した。

初日目には4つのグループに分けて予選が行われ、結果に応じて1部、2部トーナメント出場チームが決められた。

各試合では、選手たちが最後まで諦めずにボールに食らいつくなど随所で全力プレーを披露。それぞれのチームが日頃から培ってきた技術と団結力をいかんなく発揮し、熱戦を繰り広げた。

選手たちは各試合で全力プレーを披露した(写真は生野対神戸の3位決定戦)

1部トーナメントは予選各グループ上位2チームずつの計8チームで争われた。決勝に勝ち進んだのは中大阪と西播。春に行われた「イプニカップ」の大阪、兵庫での地方春季大会1位同士の好カードとなった。準決勝で中大阪は神戸をセットカウント2-1で、西播は生野を2‐0でそれぞれ下し、決勝に駒を進めた。

試合は序盤から決勝戦にふさわしい白熱した展開となった。

第1セット、中大阪は3番・金思那選手、西播は5番・韓悠亜選手を中心に鋭い攻撃を繰り出していく。中大阪が押し気味に試合を進めながら、西播も一時7ポイントあった点差を追いついてデュースに持ち込むなど両チーム譲らず。接戦の末、中大阪が23-21で第1セットをものにした。

中大阪対西播の1部決勝戦

迎えた第2セット、中大阪は最初のサービスから4連続ポイントを奪い主導権を握る。サーブレシーブでも抜群の安定感を発揮し試合を優位に進めた。一方の西播は要所でアタックやサーブカットでミスが目立つなど苦しい展開に。終盤、粘りを見せ追い上げるも力及ばず。第2セットは21-14、セットカウント2-0で中大阪が2大会ぶり3回目の優勝を果たした。

昨年は6年生不在の中、5、3年生チームで大会に臨み、2部で優勝した中大阪。高咲姫主将は「1部で優勝できて本当にうれしい。みんなで力を合わせて、あきらめずに最後まで頑張れた」と喜んだ。試合中には保護者たちや同じ大阪のチームの選手からも大きな声援が送られた。「コートの中でみんなの声が聞こえて力になった。応援してくれた人たちにありがとうと伝えたい」と笑顔を見せた。

優勝した中大阪の選手たち

金成学監督は「この間、厳しい練習の過程で弱音を吐くこともあったが、大会では常に笑顔を絶やさずに自信をもってプレーしていた。選手らの確かな成長が感じられた」と称えた。

あと一歩優勝に届かなかった西播の韓悠亜主将は「中大阪に勝つことを目標に練習を頑張ってきたので残念」と悔しさをにじませながら「基礎的な部分をもっと磨いて、またリベンジしたい」と前を向いた。

在日本朝鮮人バレーボール協会の金世正副会長は閉会式で大会を振り返り、6年生が一人しかいない中でも健闘した神戸などを例に挙げ、6年生はもちろん4、5年生たちの活躍も印象的だったとしながら、来年の大会に向けより高いレベルに到達できるよう一生懸命練習に励んでほしいと話した。

金君栄会長は「今後もイプニカップがバレーをする初級部生たちにとって意義のある大会、大きな目標としてあり続けるために、関係者らが一丸となって子どもたちのために力を尽くしたい」と話した。

(朝鮮新報)

大会成績

  • 1部:優勝―中大阪 / 準優勝―西播 / 3位―生野 / 4位―神戸 / 5位―尼崎A、西神戸 / 7位―東大阪A、大阪第4
  • 2部:優勝―カンソン / 準優勝―城北A

「イプニ賞」(最優秀選手賞)

  • 金思那(中大阪)

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