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差別、分断のない社会つくる/解消法3年、議員らが記者会見

2019年06月01日 13:09 主要ニュース

31日、参議院議員会館で行われた記者会見のようす

ネット上のヘイトスピーチや公人らによる官製ヘイトなど、法の目をかいくぐり平然とヘイトクライムが行われる現状は、現行法の不備を露呈させる。ヘイトスピーチ解消法施行から3年を迎える今年、求められる対応策は何か―。

解消法施行3年に際し、当時参議院法務委員会に所属した立憲民主党の有田芳生氏、自民党の西田昌司氏、公明党の矢倉克夫氏、共産党の仁比聡平氏が31日、記者会見を行った。与野党の議員ら4人は、報道陣らを前に「差別分断のない社会の必要性」について訴えた。

西田昌司氏

最初にマイクを握った西田昌司氏は「ヘイトスピーチが恥ずべき行為であるということを国会が認めたという点で非常に意義があった」と評価する一方、選挙活動など公的な場でヘイトが拡散されている事実について指摘。そのうえで「ヘイトスピーチという行為自体が、人々の心を不快にさせ、言う本人もまた心が乱れ不幸な道へ陥る。その事に早く気づいてほしい」とヘイト発信者らに対し警鐘を鳴らした。

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