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5回目の4.23アクション/人権協会性差別撤廃部会が主催

2019年04月26日 11:37 主要ニュース

性奴隷制問題と統一を考える

在日本朝鮮人人権協会傘下の性差別撤廃部会が主催する4.23アクション「朝鮮民主主義人民共和国における日本軍性奴隷制問題~朝鮮半島の分断を超えて」が23日、東京・武蔵野で開催された。同胞、日本市民ら約120人が参加した。同部会では、朝鮮人として初めて自らの日本軍性奴隷制による被害を明かした裵奉奇さんの証言が本紙に掲載された4月23日(1977年)に際して、裵奉奇さんの存在と、日本軍性奴隷制の被害を受けたすべての人びとを記憶していくため日本軍性奴隷制問題について考えるアクションを行っている。今年で5回目。

朝鮮の現地調査を通じて

アクションでは、被害者の存在が不可視化され続けている朝鮮で、長期にわたり「慰安所」研究を行ってきたルポライターの金栄さんが登壇。「植民地遊郭から慰安所へ―朝鮮の調査から見えてきたこと―」と題して講演を行った。

金栄さんが「植民地遊郭から慰安所へ―現地調査から見えてきたこと―」と題して講演を行った。

金栄さんはまず、朝鮮における日本軍性奴隷制被害者の内、申告者が219人、そのうち公開証言者が52人(公式発表は45人)であることについて言及。朝鮮国内で性奴隷制問題が継続的に報じられたのは、近年では労働新聞が92年1月に、日本軍が性奴隷制度に直接関与したことを示す史料である「軍慰安所従業婦募集に関する件」が発見されたことを日本の報道を引用する形で報じた記事がきっかけだと紹介した。

また、朝鮮国内で報道が続き、性奴隷制被害が「軍と政府が関与した国家犯罪である」という認識が広まったことで、目撃証言が寄せられ、被害調査団体が結成されたことについて説明。公開証言を行った被害者に対して、配給の優先や医療の優遇などの国家的措置がとられたことにも言及した。

金さんは、03年から5回にわたり行った、植民地期に19師団が管轄していた

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