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〈3.1独立運動100年と現代日本(下)〉歴史修正主義体制と植民地支配責任/鄭永寿

2019年03月30日 10:36 主要ニュース 歴史

3.1独立運動記念大会を報じた民衆新聞の写真(46年3月25日付)

歴史修正主義と戦争

歴史修正主義と軍事大国化の総決算の年は2015年であった。

安倍首相は「戦後70年総理談話」で日露戦争を賛美し、朝鮮侵略の事実関係を隠ぺい、政府主導の「明治150年史観」の枠組みを提示する中で、後世に「謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と述べている。他方、法整備の面では、それまで教育基本法の改悪、防衛庁の省昇格、特定秘密保護法などを進めて、ついには安全保障関連法を制定するに至った。集団的自衛権の行使が「合憲」となり、全世界で米軍の兵站任務を自衛隊が担えることが可能となったのである。

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