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〈世界フィギュア選手権2019〉朝鮮ペア、大会で11位/北京冬季五輪へ向け、さらなる飛躍を

2019年03月21日 19:34 スポーツ

フリーの演技を終え、観客席に向けて手を振るリョム・デオク、キム・ジュシク選手

「ISU世界フィギュアスケート選手権大会2019」(3月20日~24日)フィギュアスケートペア競技のフリースケーティング(FS)が21日、さいたまスーパーアリーナで行われた。前日のショートプログラム(SP)を13位で通過した朝鮮代表のリョム・デオク(20)、キム・ジュシク(26)両選手は、FSで116.54点をマークし合計175.31点を獲得。最終11位の成績で今大会を締めくくった。

11時15分に第2チームのクロアチア、スペイン、ドイツとともにリンクに上がった朝鮮ペアは、会場に駆けつけた同胞たちの声援を受けながら6分間の練習に臨んだ。

朝鮮ペアは6番目に出場。二人の名前がアナウンスされると、観客席から「주식아, 대옥아 잘하자!(ジュシク、デオク、頑張れ!)」と大きな声援が飛んだ。選手らは落ち着いた表情でリンクにスタンバイし、「Je ne suis qu‘ une chanson」の旋律に合わせて最初の技・トリプルツイストを華麗にこなした。続くトリプルトウループ、ダブルトウループでも息の合ったステップを見せ、曲のサビ部分ではグループ5リフトを力強く披露。

一糸乱れぬステップで滑り抜いた朝鮮ペア

その後のジャンプでは二人の動きに若干のズレも見られたが、全体的に大きな失敗はなく、のびのびとした演技を見せた。この日、朝鮮ペアは、昨日よりもリラックスしたようすで、デススパイラル、スロートリプルサルコウなど、続く技も一つひとつ豊かに表現。後半は一糸乱れぬステップで滑り抜きフィニッシュを迎えた。

観客席では喜びの歓声が上がり、大きな共和国旗と両選手の名前が書かれた旗が掲げられた。リョム・デオク選手は満面の笑顔を浮かべ、ほっとした表情のキム・ジュシク選手と固く抱き合った。

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