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〈取材ノート〉成人の日

2019年01月18日 12:04 コラム

毎年、成人の日を楽しみにしている。

20歳になった青年たちの晴れやかな顔を見られるのもそうだが、新聞各社が社説で「成人の日」と題打ち、新成人たちに言葉を送るからだ。

経験豊富な新聞の「偉い人」たちが「大人とはこうあるべし」と若者に説教するのは、読んでいて面白い。

今年の記事では「先行きへの不安」や「息苦しさ」などの言葉が目についた。1998年~99年に生まれた新成人らが生きる、少子高齢化や分断、対立の深刻化で疲弊する社会に対する懸念を示したものだ。そんな社会の一員としての責任を自覚し、若者の力で足元から変えてほしいと訴える。話のオチは「投票所へ行こう」だったりする。

息苦しい社会を変えるための同胞らによる努力は、今年もすでに始まっている。

1月8日、京都の四条河原町交差点では、今年はじめてとなる「火曜アクション」が行われ、約20人が朝鮮学校への高校無償化適用を訴えながら、リーフレットとティッシュを配っていた。「こっぽんおり」事務局長のさとう大さんは、日本社会の差別の問題に関わるのは「日本人の責任」だと話す。

そこには、同胞大学生や若者の姿があった。寒空の中、通り過ぎる人たちに関心を呼びかける参加者たちの後ろ姿は、誰かが投票所に行ってくれるのを待つのではなく、「私」が社会を変えるんだと訴えていた。

(孝)

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