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朝鮮半島非核化、段階別・同時行動の原則で

2018年10月18日 10:43 主要ニュース

中ロ、対朝鮮制裁緩和を主張

6.12朝米首脳会談で両国首脳は、70年間におよぶ敵対関係を解消し、新たな朝米関係の樹立を宣言した。中国、ロシアをはじめとする周辺大国は朝米の平和への歩みを支持した。朝鮮が先制的な非核化措置を実行した一方で、米国は首脳合意履行のための行動義務を果たさず、交渉が膠着状態に陥ると、中ロは段階的・同時行動原則に則った米国の相応の措置を求める朝鮮の立場に同調。米国が講じるべき措置として対朝鮮制裁の緩和を要求している。

伝統的友好関係強化

9月27日に開催された国連安全保障理事会で発言する中国の王毅外相(中国外交部HP)

朝米首脳会談で両国首脳は、新たな朝米関係の樹立と朝鮮半島で恒久的で強固な平和体制を構築するために協力することで合意した。

朝米首脳会談開催決定後、中国とロシアは首脳級外交を通じ、朝鮮との伝統的友好親善関係の強化を確認。そして朝鮮半島と地域の平和と安全のために協調することで一致し、朝米首脳が会談で共同声明を発表すると、これを積極的に支持した。

朝米首脳会談後、朝中首脳は今年第3回目となる首脳会談(6月19日、北京)を通じて、新たな情勢下で朝中両党、両国間の戦略・戦術的協力をさらに強化していくことで意見を共にした。

また、プーチン大統領の親書を携えて朝鮮を訪問したロシア連邦会議(上院)のマトビエンコ議長が、金正恩委員長と会談(9月8日)。戦略的かつ伝統的な朝ロ親善関係を拡大、強化していく両国最高指導部の立場と意志が共有された。

モスクワ3者協議

朝鮮はこれまで、朝鮮半島非核化の目標に向け、核実験とICBM試射の中止や朝鮮北部核実験場の廃棄など、主導的に先制的な非核化措置を実行してきた。

朝米首脳会談で確認された段階的・同時行動の原則に沿って、米国にも相応の措置が求められたが、米国はこれに応じず、朝鮮の一方的な核武装解除を求めたことで、朝米間の後続協議は一時、膠着状態に陥った。

しかし親書の交換など朝米首脳間の信頼に基づいた間接対話は続き、

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