Facebook

SNSで共有

抵抗の歴史

春夏秋冬在日同胞の間で広く親しまれている「子どもたちよ、これが私たちの学校だ」の原作は、4・24教育闘争の時代を舞台にしている。作者である詩人の許南麒さんは、今年生誕100年を迎えた。

▼彼の代表作に長編叙事詩「火縄銃のうた」がある。詩には、1894年の甲午農民戦争から3.1人民蜂起(1919年)、祖国解放戦争(1950年)へと語り継がれ、引き継がれ、たたかい継がれてきた朝鮮人民の抵抗の歴史が描かれている。

作品が発表されたのは朝鮮戦争の真っ只中。祖母が孫の「ジュヌア」に語りかける口調で書かれた詩は、夫、息子、孫そして女たちの3代にわたる抵抗とたたかいの歴史を刻んでいる。

▼30日の東京無償化裁判ではまたもや不当判決がくだされた。悔し涙で顔が歪み、怒りに震える人たちの姿が目に焼き付いて離れない。

▼今、民族教育の権利を巡って裁判闘争を繰り広げている同胞たちの手に火縄銃はない。「ジュヌア」からさらに3代後に至っても、抑圧され、搾取され、事実を捻じ曲げられ、価値のないもの、差別に値するものとして、腹黒い為政者、マスコミ、ついには司法までもの暴圧に耐え、抗い、涙を累積している。

▼4・19、5・18、ロウソク集会、そして「苦難の行軍」とともに、在日同胞の民族教育を守る闘いはある。涙の累積から再び決意し立ち上がることを、代を継ぎ繰り返してきた在日同胞の闘いが、「侵略した側」の地で行われている。(潤)