虹の橋をかけて⑦日本朝鮮学術教育交流協会・千葉ハッキョの会　合同訪朝団の報告／田沼久男

朝鮮の人々の素顔を伝えたい

私は８年前に石油会社を定年退職した民間（退職者）労働組合員である。今回の訪朝は昨年の「千葉ハッキョの会」第２次訪朝団に参加した方から、是非にと勧められたことが契機になった。３年前に続いて２回目の訪朝である。

３年前の訪朝で撮った写真や、「千葉ハッキョの会」第１次訪朝団のメンバーが撮った動画、そして日本のテレビの朝鮮関連放送の映像を使って、労働組合の仲間に「朝鮮を知る」ための上映会を企画したことがある。しかし、日常的に「ミサイル発射」や兵士の脚上げ行進を脳裏に焼き付けられている参加者にとっては、「信じられない」あるいは「自分の頭では事実かどうかの判断ができなかった」のではなかったかと、私は思っている。