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20年後の輝かしい未来へ/ウリ民族フォーラム2018in兵庫、4千人が感動の渦に

民族フォーラムのプレートが兵庫から九州に手渡された

兵庫県青商会が主管する「ウリ民族フォーラム2018in兵庫」が24日、神戸市の神戸文化ホールで午前と午後の2回公演で行われた。総聯中央の許宗萬議長、副議長と局長ら、兵庫県本部の金徹委員長をはじめとする総聯本部、中央団体、事業体の活動家、実行委員会の趙寿來委員長(兵庫県青商会会長、43)をはじめとする各地の青商会会員、同胞ら4千余人が参加した。兵庫での民族フォーラムは1999年以来、2回目となった。

朝鮮創建70周年と4.24教育闘争70周年を迎える意義深い今年、そして民族の平和と繁栄、祖国統一の転機を迎えている時期に開催されることになった今回の民族フォーラム。実行委はこの一大イベントを、先代たちが築いた愛族愛国の伝統と4.24の精神を継承し、豊かな同胞社会と子どもたちの輝かしい未来を若い力で切り開いていく契機にするために、7つの実践的なプロジェクトを推進するなど精力的な活動を行ってきた。

また「20年後の明るい未来」をテーマに県内の朝鮮学校の児童、生徒、同胞たちからメッセージを集める「ボトルプロジェクト」を実施するなど大衆運動を展開。当日、会場のロビーには、希望に満ちた約1500枚もの「夢」が同胞たちの笑顔の写真とともにも貼り出されていた。

プレゼンバトル「20年後の私の夢」では各世代6人が斬新で希望にあふれた夢を発表した

県内の朝鮮学校の吹奏楽部によるステージマーチングで幕を開けた舞台では、1部「『軌跡』受け継がれる4.24スピリット」の企画として、プレゼンバトル「20年後の私の夢」が行われた。各世代6人が斬新で希望にあふれた夢を発表すると、会場は笑いと拍手に包まれた。

舞台では4.24教育闘争を連想させる語りとコンテンポラリーダンスに続き、ある映像が流された。4.24教育闘争の伝統と精神を未来へとつなぐための「プロジェクト4.24」が製作を担うドキュメンタリー映画「ニジノキセキ」(来年公開予定)の予告編だ。

スクリーンに映し出されたのは、血と汗を流しながら民族教育を守ってきた1、2世に、朝鮮学校に対する差別や蔑視に屈することなく今を生きる次世代たち。その姿は「4.24の精神とは何か」という問いを投げかけ、観客たちの心を強く揺さぶった。同プロジェクトは、連続講座や証言収集などの学習、児童・生徒用学習教材の製作も行ってきた。

1部の最後に神戸朝高生がBECAUSEダンスが披露されると、会場には拍手喝采が鳴り響いた。

神戸朝高生たちが披露したBECAUSEダンス

つづいて2部「『奇跡』新時代、青商会からのメッセージ」ではプレゼンリレーで青商会の実践活動が紹介された。

会員の実利や生活的ニーズを充足させるプロジェクト、大衆運動を通じて同胞社会を活性化させるプロジェクトなどで得られた成果が共有されたほか、民族教育を守り、発展させるための新しい可能性も提示された。

「ウリハッキョ財政サポートプロジェクト」は、1口千円運動や事業収入の拡大に力を入れ直し、新たにクラウドファンディングに取り組むことで学校運営と教育環境の向上につなげることができたと報告。また、兵庫県内の朝鮮学校の価値をブランド化し、その魅力を発信していこうとする「BECAUSEプロジェクト」の発表者は、準備期間に展開してきた新しい宣伝広告、教育環境向上企画、同胞社会を巻き込んだ一大キャンペーンにとどまらず、今後も新たな施策に挑戦して学生数を増加させていきたいと語った。

兵庫県青商会では、平昌冬季オリンピックの同胞応援団に4人を派遣し、5月には16人が祖国を訪問した。フォーラムではそれらの活動を収録した映像を用いて、民族統一と繁栄の時代に在日同胞たちがどのような役割を果たすべきかを真っ直ぐに訴えかけた。

フィナーレでは約400人の出演者と客席の兵庫同胞たちが歌「パランピッ~蒼く輝く未来へ~」を大合唱

フィナーレとなる3部「『輝石』未来を創る主人公」では各世代の同胞たちが明日に向けた決意を述べ、最後に趙寿來実行委員長があいさつした。

趙寿來実行委員長は、4.24の勝利をはじめとした先代たちの闘争の歴史が示すように困難を打開する力は一心団結にあるとしながら、後代たちのために力を合わせ、ともに未来を照らしていこうと熱く呼びかけた。

その気持ちに共鳴して、最後は約400人の出演者だけでなく客席の兵庫同胞たちも共に立ち上がり歌「パランピッ~蒼く輝く未来へ~」を大合唱。感動のあまり大粒の涙を流す同胞たちの姿が見られたように、会場は高揚感と一体感に包まれた。

来年の民族フォーラムは九州で行われることが決まった。プレートを受け取った九州青商会の朴潤浩会長は、15年ぶりに九州で行われる民族フォーラムを新しい時代の情勢とニーズに合わせたものにすべく、準備に全力を注いでいきたいと語った。

(文・李永徳、写真・盧琴順)