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〈広島無償化裁判〉国が不指定処分の理由説明を回避/控訴審第2回口頭弁論

2018年09月05日 11:23 主要ニュース 民族教育

口頭弁論後の報告集会で発言する金英雄校長

国が朝鮮学校を高校無償化の適用対象外としたのは違法だとして、広島朝鮮初中高級学校を運営する学校法人広島朝鮮学園と同校卒業生らが国に対し、処分取り消しなどを求めた訴訟の控訴審第2回口頭弁論が4日、広島高裁(三木昌之裁判長)であった。

前回の第1回期日(5月15日)では、原告(朝鮮学園、卒業生)と被告(国)からそれぞれの主張を記載した準備書面が提出され、原告の全面敗訴とした昨年7月の地裁判決に対し、控訴人側(原告)からその不当性と問題点について意見陳述がなされていた。

また控訴人側は、原審では認められなかった朝鮮学校に対する検証と、原告本人や元文科省事務次官らの証人尋問の申請を行ったが、裁判所はその採否を留保。今回の期日までに、双方から提出される追加書面をもって、証人採否を判断するとしていた。

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