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朝鮮人虐殺研究の全体図/朝大で関東大震災犠牲者追悼シンポ

2018年09月28日 15:08 主要ニュース

関東大震災95周年朝鮮人大虐殺犠牲者追悼シンポジウム「関東大震災時の朝鮮人大虐殺と植民地支配責任」(主催=朝鮮大学校朝鮮問題研究センター)が9月22日、朝大講堂で行われ、375人が参加した。

375人がシンポジウムに訪れた

シンポに先立ち、朝大演劇部による演劇「まとうひと」(作・演出=李英哲)が上演された。

作品は、朝鮮学校女子生徒制服のチマ・チョゴリをターゲットにした暴行事件を基に、日本における朝鮮学校の存在と、チマ・チョゴリを制服としてまとうことの意味を問うた映画「まとう」(2010年、朴英二監督)と、詩人・許南麒の詩作「君たちよ、もう目を閉じよ」「檻ノ中デウタウ歌」「これがおれたちの学校だ」を原案としている。

その後、朝鮮人虐殺を目撃した最後の証人として1999年に日本弁護士連絡会に人権救済申し立てを行った母・文戊仙さんの体験を語り継いでいる尹峰雪さんが登壇した。

母の体験を証言し終えた尹さんは国家が意図的に誘発した朝鮮人虐殺に対し、日本政府がその責任を認めて謝罪するよう求めた2003年の日弁連勧告に言及し、「勧告を勧告で終わらせてはいけない。オモニから受け取ったバトンをここの若者たちに渡したいと思う。どうか受け取ってください」と呼びかけた。

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