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〈ものがたりの中の女性たち 14〉美人皇帝の顔が舞台、口紅、おしろいなどコスメ十五臣が活躍/女容國傳

あらすじ

「女容國」とは「女人の顔國」という意味。女容國が建国されたときその周囲に十五の衛星国があり、彼らは女容國の美しい孝莊皇帝の凌虚臺(ルンホデ)、別名鏡台(化粧台)を管理、監督する臣下である。銅圓清(トンウォンチョン)の字は鏡、号は鑑(カム)先生、彼の丸く清々しい顔とその光彩が周囲を照らし宰相としても立派である。いつも皇帝の左右にあり、皇帝の美しい容色にくもりがあったり、衣冠が乱れていたりすると必ず諫め警戒を怠らない。皇帝も彼を重用しいつも傍に置いた。

鏡の下には十五人の臣下が控えている。皇帝の教育係朱鉛(チュヨン:紅)と白光(ペククァン:おしろい)、皓歯(ホチ)将軍楊樹(ヤンス:歯刷子・歯ブラシ)、水軍提督盥浄(クァンジョン:たらい)、武衛将軍布洗(ポセ:手ぬぐい)、殿前指揮使布掩(ポオム:おしぼり)、参軍校尉摩零(マリョン:石鹸)、刑部侍郎芳臭(パンチゥィ:香)、摠戎使潤顔(ユンアン:ほお紅)、安撫使白圓(ペクォン:おしろい)、都指揮使蝋容(ナピョン:蜜蝋)、平将軍鑷強(ソプカン:毛抜き)、都御使釵延(チャヨン:かんざし)、前将軍梳快(ソクェ:櫛)、後将軍梳眞(ソジン:毛筋たて)である。皇帝は彼らの助力で国を治めたが、太平の世が長く続くと次第に驕慢になり、いつしか遊び暮らすようになる。政治は放置、心は腐り、毎朝行っていた鏡台凌虚臺での朝会も廃止、国政からますます遠ざかると鏡宰相もついには自宅から一歩も出なくなる。皇帝は時々、水軍たらい提督や櫛将軍だけを呼び相談する。

そんな中、教育係の紅公やおしろい公などすべての臣下が一斉に退き数か月が経つと、女容國は大いに荒れすさんでいく。すると四方から盗賊が起り女容國は混乱を極める。盗賊の頭の名は垢裏(クリ)公、すなわち肌の垢。垢公はまず耳裏山を占領し自らを黒面大王と名乗り、真っ黒な衣服を身に着け黒い旗を手に内地(顔)に侵攻、十日も経たずに国内五名山である額山、顎山、鼻山、そして両の頬骨山を全て陥落させる(垢がたまる)。また盗賊虱(スル)公は黒頭山(髪)に、毛鬃公(ムダ毛)は峨眉山(眉)に侵入、黄染(ファンヨム)公(歯垢)は白石山(歯)を陥落させ、女容國は風前の灯となる。すると梳快(ソクェ)櫛将軍と梳眞(ソジン)毛筋たて将軍が立ち上がり虱公を捕らえ、水軍盥浄(クァンジョン)たらい提督が垢裏公をせん滅、鑷強(ソプカン)毛抜き将軍が毛鬃公ムダ毛を捕縛する。すると皇帝は彼らに大いに賞を与え、女容國は再び美しく安定する。


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