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〈ものがたりの中の女性たち 10〉死んだ夫との冥婚の末生まれたのは金の鈴だった/金鈴

あらすじ

明代初期、張源という儒者が東海の龍王から男子を授かり海龍と名付ける。その後、盗賊の乱が起こり、避難の途中で夫妻は仕方なく海龍を捨てるが、心優しい盗賊がこれを拾い養育する。一方、金三郎の妻・莫氏は死んだ姑に孝を尽くし、天帝の計らいで死んだ夫と冥婚を結び金の鈴を産む。

金鈴は神出鬼没、母を助け大いに活躍する。

噂を聞きつけた村人に盗まれるが、金鈴は数千度に発熱し、その家を灰にしてしまう。

怪異を聞き付けた村長・張源は莫氏を捕らえ金鈴を奪うが、金鈴の不思議な力でひどい目にあい、彼女らを釈放するしかなくなる。突然、張源の妻が病に倒れるが金鈴が治癒、その縁で張夫妻は莫氏と義兄弟になる。金鈴は張源夫人と莫氏の間を行き来しながら、2人から深い愛情を注がれる。

ある日金鈴は、乱の最中に両親と離れ離れになってしまった海龍の姿を描いた書画を張源に届けた後に姿を消す。このとき乱を平定した皇帝は娘を授かる。金仙と名付けられた公主はある日月見に出かけ妖怪に拉致、皇帝は公主を救うことができた者に天下の半分を与えると公示する。一方、盗賊に拾われた海龍はその妻に無理難題を押し付けられ虐待されるが、そのたび金鈴が現れ彼を助ける。しかし海龍は虐待に耐え切れず盗賊の家を出て山に入るが、頭が九つある金色の毛の怪物に襲われる。間一髪で金鈴が現れ海龍の代わりに怪物に喰われてしまい、途方に暮れた海龍が躊躇しているとすぐさま助けよ、という天の声が聞こえる。海龍は金鈴を助けようと洞窟に分け入る。そこには血まみれの服を洗う婢たちがおり、その血は金鈴を喰らった怪物が苦しみ吐いたものだった。海龍は婢に不思議な魔剣をもらい、怪物を退治する。海龍は金鈴と公主とその侍女を救い出し無事皇帝の元へ届け、皇帝は海龍に公主を降嫁させる。

金鈴を失い悲しみに暮れていた莫氏と張夫人は、彼女が無事戻ったことで大いに喜ぶ。

莫氏と張夫人は夢に出てきた仙官により娘と息子は互いに出会うだろうという予言を耳にする。2人が夢から覚めると金鈴の姿はなく、金の鈴の抜け殻だけが部屋に転がり美しい仙女がその傍らに座っていた。

海龍は水軍を任され辺境守備の任に就く。たまたま張源の村に投宿した夜、夢に白髪の老人が現れ張源が父だということを伝える。

めでたく再会した海龍と張源父子に、皇帝は金鈴を皇后の養女にとりたて海龍と結婚させる。金鈴は公主と仲睦まじく海龍の妻となり、公主は人としての天寿を全うする。

その後、金鈴と海龍は天界に帰り幸せに暮らす。

(※冥婚~死者との婚姻)


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