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〈みんなの健康Q&A〉花粉症 症状と処方薬

2018年03月29日 11:07 コラム

鼻水、鼻づまり、連発するくしゃみ

どの薬でも眠くなる人、ならない人が

Q 花粉症の特徴を教えて下さい。

A 花粉症は毎年同じ季節に起こる「季節性アレルギー性鼻炎」のことで、代表的な症状としては、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的に連発するくしゃみの3つの特徴を主とするアレルギー疾患です。

 

Q 花粉症はどうして起るのですか?

A アレルギー性鼻炎の原因は抗原抗体反応によるものです。空気中を浮遊しているスギなどの花粉やハウスダストなどのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着すると、体内に抗体が作られ、肥満細胞という名の細胞と反応し、ヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、ヒスタミン受容体(ヒスタミンを受ける鍵穴)と結合し、アレルギー症状が起こります。花粉症において、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状が出るのは、体の中でヒスタミンが放出される際、鼻など身体のさまざまな部位の神経を刺激するためです。(図1)

ヒスタミンが出ること自体は体の仕組みとして普通のことなのですが、花粉症の人の体中では、その反応が起こりやすくなっているため、症状に苦しむことがあるのです。このヒスタミンに対するアプローチをしようと作られたのが「抗ヒスタミン薬」です。

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