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〈北海道初中高教員日記11〉「闘う高校生」/成智世

街頭に立ち声を上げる生徒たち

札幌の冬の夕暮れ時は、とにかく冷える。そんな寒空の下、彼らは声を張り上げていた。

2010年から実施された、高校「無償化」制度。朝鮮学校のみが除外された。当時高級部2年生だった私たちは街頭に立ち、その不当な差別に声をあげた。

それから約7年という月日が過ぎ、私は母校である北海道初中高の教員となった。そして同じ街で同じことが繰り返されているのを、目の当たりにした。頬っぺたを真っ赤にして、かじかむ手を一生懸命に差し出しながら、分厚いビラの束を一枚、また一枚と配る朝高生たちの姿。かつての自分たちの姿と重なった。

私は情けなさと申し訳なさでいっぱいになった。私たちが受けた差別と不平等をなぜ今の生徒たちまでもが…。そんな考えが頭のなかを巡った。辺りはすっかり暗くなり、ビラの枚数もそろそろ終盤。一人の生徒が、ふと歌いだした。「どれだけ叫べばいいのだろう…」

冷えきった心に、ぽっと火が灯った気がした。

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