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北海道初中高に注ぐ深い愛情/42回目の「平和友好米」

42回目を数える「平和友好米」が今年も北海道初中高に届けられた

42回目、42年間途絶えることのない、日本と朝鮮、ウリハッキョとの絆を強く結ぶ「平和友好米」500kgとじゃがいも100kgが北海道初中高に届けられた。「北海道在日朝鮮人の人権を守る会」の山本玉樹事務局長ら一行が昨年11月10日、愛情と友情をいっぱいに乗せて学校に到着した。

毎年11月になると山本事務局長らは、札幌から40㎞離れた長沼町で農家の有志たちが心を込めて収穫した「友好米」をウリハッキョまで運んで来る。山本氏が米寿を迎えた一昨年には、かねてから交流のある北海道初中高の元校長や理事長、総聯活動家など多くの方々の参席のもと、温かい雰囲気の中で「米寿祝賀会」が開かれた。

1世同胞や専従活動家と連帯して在日朝鮮人の権利擁護のために闘った山本氏の話は尽きることがない。

熱い思いを語る山本玉樹事務局長(中央)

74年、同胞たちの強制送還差し止めの国を相手取っての裁判で歴史的な勝利をおさめた時、同胞たちの「マンセー!マンセー!」の喜びの叫びは今でも胸に響いて忘れることができないという。また、朝鮮学校認可、朝鮮大学校創立の喜びとともに東京へ向かう同胞青年入学生の雄姿、出入国管理法案や外国人学校法案をめぐって1、2世の同胞活動家たちと連帯して闘った結果、法案を何度も廃案に追い込んだ記憶が思い浮かぶと話す。

北海道初中高の体育館で全校生に拍手で迎えられた山本氏は、皆さんのハルモニはね、ハラボジはね、オモニはねと手を握り目頭を熱くした。そして権利獲得のために連帯してともに闘った1、2世同胞たちの名前を懐かしく思い出した。

あのアボジはこのように活動し、あのオモニはいつも焼肉をもてなして日本人を温かく迎え入れてくれ、あのハルモニは朝鮮の民謡を楽しく歌いながらいつもオッケチュムを笑顔で踊っていた、それに、このハッキョを建てる時に自分で型枠にコンクリートを流し込んだハラボジたち。苦労は絶えなかったけど、皆が子どもたちとウリハッキョのために心を燃やし、身を粉にして闘ったんだと熱い思いで語った。

そして「朝鮮学校や在日朝鮮人に対する差別と人権侵害、高校無償化制度からの朝鮮学校除外を見ても日本政府の露骨な差別政策は何も変わっていない。私は日朝友好と平和のために、ウリハッキョの未来のために100歳になっても『友好米』を届け続けたい。みなさんも差別に屈せず頑張ってください」と激励の言葉を送った。

笑顔で「友好米」を運ぶ北海道初中高の生徒

山本氏の話が終わると、生徒代表の洪誠澤さん(高3)は「山本先生の平和友好米に込められた願いと温かい愛情を噛み締め、感謝の気持ちを忘れずウリハッキョを守っていきます」とお礼のあいさつをし、教職員、児童、生徒たちが心からの感謝の拍手を送った。

89歳になってもなお、ウリハッキョに注がれる山本氏の深い愛情と絆は、平和と日朝友好の架け橋となり、ウリハッキョ、ウリハッセンの未来につながっていく。

【北海道初中高】