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〈月間平壌レポート 12月〉 国家核武力の完成と「自力更生閲兵式」

2017年12月22日 10:41 主要ニュース 共和国

 “朝鮮の力が遺憾なく発揮された一年”

【平壌発=金志永】2017年の最後の月、平壌の金日成広場で大規模な行事が二回行われた。一つは、大陸間弾道ロケット(ICBM)「火星15」型試射成功による国家核戦力建設完遂を祝う軍民交歓大会、もう一つは新型トラクター、トラックの進出式だ。数百台の車両が広場を出発し、全国各地の協同農場、農業関連機関に向かった。

トランプが見るべき光景

二つの行事の光景は、朝鮮が掲げる経済建設と核武力建設の並進路線による成果を誇示するものだ。

金正恩委員長は、2017年の新年の辞でICBM試射準備が最終段階にあると表明し、それを実行した。ICBM「火星14」型の初めての試射は、米国の独立記念日に合わせて行われた。米国本土全域を射程圏内に収める「火星15」型の試射成功は、「米国とその追従勢力の悪辣な挑戦と積み重なる試練の中でも揺るぎなくわが党の並進路線に従ってきた英雄的朝鮮人民が獲得した価値ある勝利」(朝鮮政府声明)と位置づけられた。

朝鮮人民は、自国の力と技術で開発された「火星」ロケットを「チュチェ(주체=主体)弾」と呼び、驚異的なスピードで核武力建設の成果を上げ続ける国防科学者たちの仕事ぶりを模範としながら、経済建設に取り組んだ。並進路線の二つの車輪が同じく回り続けた。

金日成広場で行われた新型トラクター、トラック進出式(7日)

金星トラクター工場(南浦市)と勝利自動車連合企業所(平安南道徳川市)で生産された数百台の車両も、朝鮮経済の潜在力が発揮されたことによる成果だ。車両の生産は昨年5月、金正恩委員長が指示した。その間、国連安保理では米国主導による対朝鮮制裁決議が4回にわたり採択され、制裁の強度が段階的に高められたが、最高指導者の指示は滞りなく実行された。

労働新聞は、金日成広場で行われた新型トラクター、トラック進出式を「自力更生閲兵式」と表現し、厳しい制裁の中で、新型車両の生産を続けた技術者、労働者たちの功労を称えた。

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