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〈それぞれの四季〉“縁に感謝して”/金仙喜

世の中にはさまざまな「縁」がある。近頃、私の周りでは「結婚適齢期」であるせいか結婚と出産の話で持ち切りだ。 そこで必然と人の「縁」についてより深く考えるようになった。

周りをみていると、人はみな出逢うべくして出逢い、結ばれるべくして結ばれた人たちなんだと思うことが多い。しかし、縁というものは「わたしはあなたの縁ですよ」という印があるわけでもなく、誰かが「たしかにあなたの縁ですよ」と教えてくれるものでもないはずだ。

私が好きな南朝鮮の作家・皮千徳(ピ・チョンドゥッ)は自身の’因縁’という随筆のなかでこう綴っている。「愚かな人は縁を目の前にしてそれに気づかず、普通の人は縁と分かりながらそれを逃してしまい、賢明な人はすれ違った縁を活かすことができる」。

つまり、人は自分がどう過ごすかで巡り合う「縁」も変われば、出逢った「縁」をどう活かしていくかによって人生が変わるということではないだろうか。

結婚に限らず、縁というのは、仕事を成功させ人生に潤いを持たせるうえでも大切であろう。今回、私は半年にわたって朝鮮新報に記事を書くことができたこの「縁」に感謝をしながら、これからはもっと自分の「縁」ときちんと向き合っていきたいと思う。

(神奈川県在住、朝青西横浜支部朝青員)