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〈それぞれの四季〉同級生からのメール…/秋文江

久しぶりの地元チングからのメール。 開くと「子ども達大丈夫? ミサイル落着いた?」の文字。すかさず「Jアラートとテレビがうるさいだけで、街はいたって静か。見えもしないミサイルよりオスプレイのがよっぽど怖いと思うけど…」  昨今、長野県に鳴り響いた二度のJアラート。一度目は地震警報と思い飛び起きたが、二度目は(はいはい、またねと)1分おきに鳴る携帯音を消すのに忙しかった。 何一つ変わらない日常を送る私は、突拍子のない彼女の問いに正直呆れた。

日本人と結婚した彼女は、当初チョソンサランを隠す事はなかったが、子どもが日本学校に通い日本の友人らとの付き合いの中、ウリナラや朝鮮人への誹謗中傷を耳にするようになり、徐々に自分を隠すようになったという。

かつて、チマ・チョゴリで堂々と通学し、日本の学生に喧嘩を売られれば売り返す。そんな時代を共にしたチングの変わりように寂しさを感じた。「北朝鮮問題」が毎日のように取り沙汰され、在日への政治的圧力が活発になる一方だが、むしろウリハッキョに通う子ども達の方が堂々としている。チマ・チョゴリでスーパに入り、街で学校名を聞かれれば躊躇なく「朝鮮学校」と言う娘の話をした時、誇りを持ってて羨ましいと彼女は言った。 その時、自分にとって「チョソンサラン」という当たり前も、一つ一つの同胞の思いが集結し、寄り添う場所があるからこそだと改めて感じ、感謝した。(長野初中 前オモニ会会長)