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「圧迫」がもたらしたもの

「火星12」型発射訓練が行われた直後、トランプ大統領は朝鮮への対応について「対話は答えではない」とツイートした。感情任せの即興発言は、オバマ時代の「戦略的忍耐」を否定し、新政策として打ち出した「最大の圧迫と関与」の破たんを大統領自らが認めたようなものだ。トランプ政権は、朝鮮を対話の場につかせるために「最大の圧迫」を加えるとしてきた春夏秋冬

▼最近、オバマ政権時の官僚からは、米国の対朝鮮政策が機能していないと非難の声が上がっている。前国務次官補は「我々はこれまで見たことのない外交方式を進める必要がある」と主張した。前国家情報局長は、朝鮮への軍事的対応はあり得ないとしながら、「現在の悪循環から抜け出すためには、我々自身が強硬な発言を慎まなければならない」と現職大統領を戒めた

▼トランプ式恫喝が朝鮮に通用しないことは、ICBM試射以降の一連の出来事によってさらに明確になっている。朝鮮は自ら立てたスケジュールに沿って核戦争抑止力強化のための措置を講じている。制裁と圧力が強まるほど、朝鮮の対応レベルは高まっている

▼緊張のエスカレーションを止める方法は、米国が態度を改め、朝鮮に対する挑発行為をやめることだ。朝米間に有効な対話が成立するかどうかは、トランプ政権の決断にかっかっている。オバマの二の舞を演じている大統領が自分の愚かさを悔い恥じて、米国の対朝鮮政策を大胆に転換すべきだ。(永)