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「敵愾心を意図的に煽っている」/総聯本部委員長らによる石川県知事への抗議文

石川県知事の前代未聞の暴言(6月21日)に対して、石川、福井、富山県の総聯本部委員長らが23日に発表した抗議文は以下の通り。

抗議文

谷本正憲石川県知事は6月21日、金沢市内で行われた県内町長らとの会合で「本当に北朝鮮を封じこめなければならない」「兵糧攻めにして北朝鮮の国民を餓死させないといけない」などという反人道的暴言を吐いた。

これはまさに、朝鮮国民の大虐殺(ジェノサイド)を主張する前代未聞の暴言であり、ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)や関東大震災時の朝鮮人大虐殺を彷彿とさせる許しがたい非道な言動である。

谷本知事は、自分の暴言が激しい批判にさらされるや、翌日「撤回」を云々したが、謝罪や反省はおろか、新たに「内部から体制が崩壊していくような状況を作ることが必要だ」と発言し、国際慣例を全く無視した主権国家に対する極めて敵対的な内政干渉を行った。

私たちは、谷本知事の度重なる暴言に対し、激しい怒りをもって断固糾弾し、強く抗議する。

40年以上にわたり毎年春と夏に行われている「核先制攻撃による北朝鮮政府の壊滅」を目的とした世界最大規模の米「韓」合同軍事演習の重要軍事拠点が、日本国内の米軍基地であることは周知の事実である。

また、今年6月初めには、海上自衛隊の護衛艦2隻(「ひゅうが」と「あしがら」)と航空自衛隊のF15戦闘機部隊が、米海軍の「カール・ビンソン」と「ロナルド・レーガン」の2隻の原子力空母艦隊と共に朝鮮東海で共同軍事訓練を実施したが、これは朝鮮半島における全面戦争を彷彿とさせるものであった。

このような緊迫した状況下で、朝鮮は在日米軍基地に対する報復を警告したのであって、「日本の原子力発電所を狙う」などと言及したことは一切ない。

にもかかわらず、谷本知事が「北陸電力志賀原発を狙っている」かのごとくでっち上げ、石川県民をはじめとする北陸の人々の間に戦争の危機や恐怖心、朝鮮に対する敵愾心を意図的に煽っていることは、危険極まりない卑劣な暴挙である。

私たちは、谷本知事が地方自治体の首長として、今回の愚行に対し真摯に反省・謝罪し、二度と同じ過ちを犯さないと同時に、朝・日両国間の対立を煽るのではなく朝鮮東海を「平和の海」にする環境づくりに努めることを強く求める。

2017年6月23日

在日本朝鮮人総聯合会 石川県本部委員長 盧秀吉

同 福井県本部委員長 金相守

同 富山県本部委員長 申慎治

石川県知事 谷本正憲殿

(朝鮮新報)

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