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平壌で北南戦、接戦で引き分け/2018AFC女子アジアカップ予選

【平壌発=文・金淑美、写真・盧琴順】平壌でのサッカー北南対決が7日、金日成競技場で開催された。

AFC・2018女子アジアカップ予選グループBで対戦した北南の女子サッカー代表チームは、5万人の大観衆のなか接戦を繰り広げ、1−1で引き分けた。

果敢に攻撃する朝鮮代表

南のサッカー選手が平壌を訪れて朝鮮代表と対戦するのは1990年に行われた男子の北南統一サッカー以来で、国際連盟が主催する大会で女子サッカー選手らが平壌で対戦するのは今回が初めて。

この日、試合が行われた金日成競技場は、北南戦を観戦しようと集った平壌市民で埋め尽くされ、熱気であふれた。

朝鮮では昨年、代表選手の大々的な世代交代が行われ、今大会の出場メンバーには若い顔ぶれが揃った。「ウリ選手、イギョラ!(勝て)」「朝鮮、がんばれ!」。黄金のメガホンを打ち鳴らし、ウェーブをつくって声援を送る大応援団を背に、朝鮮代表チームは序盤から積極的に攻撃を仕掛けた。

前半アディショナルタイム、昨年のU17、U20女子W杯で主力選手として優勝に貢献したスン・ヒャンシム選手が素早いドリブルで南選手らを抜き去り、先制ゴールを決めた。

後半30分に南のチャン・スルギ選手が朝鮮チームのディフェンスを破ってゴールを決め、同点に。その後も攻防戦が続いたが、両チームともに決定機をつくることができず、引き分けで試合終了となった。

試合後、北南の選手らは握手を交わして互いの健闘を讃え合い、歴史的な北南の平壌対決は幕を下ろした。

激戦を終えて朝鮮代表のキム・グァンミン監督は、「選手たちは力を尽くしたが、惜しい結果となった。後半戦で選手たちが落ち着いてプレーできればよかった」と振り返った。

一方、南代表のユン・ドギョ監督は、「両チームともにいいプレーをした。大観衆がわれわれを応援していると思って試合に臨んだ」と話した。ユン監督は、90年の統一サッカーの際、選手として平壌を訪れた経験がある。「27年前は選手として、今回は監督として平壌を訪問し、感慨深い」としながら、「当時、対戦した北の選手たちのことが思い出される」と振り返った。

試合を観戦したリ・ジョンナムさん(56)は、北南の女子サッカー選手が初めて平壌で対戦するとあって関心を寄せていたという。「1990年、統一サッカーが平壌で開催されて統一の機運が高まったが、あの時のように統一に向けたサッカー交流が実現されれば。今日の試合を通じて、北南が統一し、単一チームで国際大会に出場すれば世界的な強豪チームになれると感じた」と感想を話した。

今回の予選は4グループに分かれて行われ、各グループの1位を含む計8チームが、来年の4月に行われるアジアカップ本選に出場する。

朝鮮はグループBで南と3勝1分の同率1位になったが、得失点差で2位となり、予選敗退が決まった(朝鮮は4試合中18ゴール1失点、南は、4試合中21ゴール1失点)。