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【インタビュー】“サッカー界の架け橋に”/安英学さん、15年間の現役生活に幕下ろす

2017年04月07日 14:47 スポーツ

応援に奮い立ち、夢を叶えられた

朝鮮代表として多くの同胞たちに夢と希望を与えた

2002年にアルビレックス新潟(-04年)でデビューして以降、長年にわたってプロサッカー選手として活躍し、在日同胞として初めてワールドカップの舞台に立った安英学さん(38)。不屈の闘志、誠実な人柄、夢を追い続ける気持ち。ピッチ内外での姿に多くの人々が魅了され、声援を送ってきた。先月17日に現役引退を発表し、新たな道へと進む決断を下した。これまでのキャリアや今後のプランについて聞いた。(聞き手=李永徳)

Q. 引退を決断した経緯は。

J2の横浜FC(14-16年)に所属していた昨季はケガに悩まされて1試合にしか出場できず、契約満了を迎えることになった。シーズン終盤には練習に合流できるようになったが、契約満了となった選手らが集う、プロへの生き残りをかけたトライアウトには間に合わなかった。プレーを続けたい気持ちもあった。ただプロとして契約してくれるチームが見つからなかった。

引退を決意した頃、J3のチームから選手兼コーチのオファーをもらった。プレーに問題がなければ選手として起用するという内容だった。ありがたい話で心が揺れたが、葛藤の末に次の道に進む決断を下した。ピッチを離れて毎日の練習がなくなるのは確かに寂しい。だけど選手として完全燃焼した今、後悔はない。

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