石川啄木は、若山牧水の主宰する雑誌「創作」一九一〇(明治四三)年10月号に、「九月の夜の不平」と題する三四首の短歌を発表した。その中に
地図の上朝鮮国にくろぐろと墨をぬりつつ秋風を聴く
という一首がある。
韓国が日本に併合されたのが一九一〇年八月二九日であるから、その直後にこの歌はつくられた。
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