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〈民族教育と歌 9〉校歌の創作という教育実践―埼玉朝鮮初中級学校校歌/金理花

埼玉初中校歌【日本語訳】異国の山河大宮に赤く咲いたつつじ/校門をくぐれば愛する/祖国の香りがする/ああ その香りをこの胸に吸い込み/自国の言葉と文字をここで学んでゆくよ

 

卒業式のクライマックス、新しい門出を迎えた卒業生たちが笑顔と涙を顔にうかべながら青春を過ごした学び舎の校歌を合唱する。そんな姿を見守る家族や地域の同胞たち。朝鮮学校の校歌はさまざまな時期、経緯のもとで作られてきたが、多くの校歌が実は1980年代に入ってからつくられたことをご存知だろうか。一部の中高級学校を除き朝鮮学校には長らく校歌がなかったのだが、教育現場の教員を中心に校歌創作の取り組みが広がり、現在のようにすべての朝鮮学校に校歌が整備されていった。今やすっかり身近な存在になったけれども実は新しい、そんな校歌の歴史を一つ紹介したい。

埼玉朝鮮初中級学校の校歌もこうした取り組みのなかで創作されたものの一つ。校歌の作曲者であり当時同校で音楽教員を務めていた高徳雄氏は、他の朝鮮学校に校歌があることを知った生徒たちに校歌を作ってほしいと言われたこと、教員たちの側からも校歌を作ろうという声があがっていたことなど、創作に踏みきったときの状況を振り返る。それでも、当時の教育現場には作詞作曲をすぐにこなせる人材が必ずいたというわけではなく、埼玉初中の場合もその例外ではなかった。まさに手探りで創作を進めるなか文芸同第二次訪朝団に参加し祖国の専門家に校歌の創作を指導してもらう機会を得る。助言をもらいつつできあがった校歌は、学校に戻ってから先生たちの手で歌詞表現の最終調整をおこなうなど、受け手の生徒たちにより馴染むように工夫が施された。

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