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欧州初、ドイツに少女像/水原市民と現地市民の協力で

2017年03月16日 11:09 歴史

「平和の碑」(少女像)が、国際女性デー109周年に際して8日(現地時間)、ドイツ・バイエルン州ヴィーゼント市のネパール・ヒマラヤパビリオン公園に建てられた。少女像はこれまで南や世界の各地に設置されてきたが、欧州に設置されるのは初めて。日本と同じ第二次世界大戦の戦犯国であるドイツに建てられた意義は大きい。水原市民の寄付と在独同胞、ドイツ市民らの協力によって実現した。

「ドイツ平和の少女像水原市民建設推進委員会」が主催した除幕式には関係者100余人が参加。式に参席した日本軍性奴隷制被害者のアン・ジョムスンさん(90)は、少女像をなでながら「皆さんの力で実現した」と涙を拭い、「これから険しい世の中にならないことを望む」と話した。

碑文には「この記念物は非人間的な戦争犯罪で犠牲になった方々の魂を慰め、被害女性の名誉と人権の回復に寄与するために設置された」と朝鮮語とドイツ語で書かれている。また推進委では少女像を「スニ」と名付けた。ネパール・ヒマラヤパビリオン公園の共同理事長は、「スニは軽蔑と不法行為によって蔑視された世界のすべての女性たちを記憶するだろう」とし、少女像が世界各国に設置されることを願うと述べた。

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