私が住む東京都大田区馬込に80代の金ハルモニがいる。2月の寒い早朝、朝鮮新報の配達で立ち寄った私にハルモニは1冊の本を手渡した。
「つたない文章ですが一度読んでみてください」
その本のタイトルは「この歴史 永遠に忘れず」。関東大震災(1923年)の犠牲者追悼、体験、証言の中に「閉ざされた恨は解き放たれることを願っている」として掲載されていた。それは大震災時、無残にも虐殺された外三寸(伯父)朴徳守氏に関するものだった。
「物心ついた頃から重ね重ね母から聞かされた、悲しい伯父の話が心に突き刺さり、いつまでも私を苦しめてきました。一度も逢ったことのない伯父なのに、伯父の無念の思い『恨』が私の心の奥深くに宿って苦しめ続けるのです」
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