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〈2016年度口演大会・東日本〉ハルモニの「魔女料理」/李莉英(初6・静岡初中)

静岡初中に通う李莉英さんには悩みがある。それは「魔女料理」が食べられないこと。

莉英さんの家では、仕事で帰りの遅いオモニの代わりに、ハルモニが晩御飯を作っている。

莉英さんが学校から家に帰り、玄関の戸を開くと独特な鼻を刺す臭いがお出迎え。晩御飯の食卓には見たこともないような料理が並ぶ。真っ赤なスープやお店と色の違うカレー、ハルモニが自ら摘んできた山菜の混ざったナムル、にんにくの味しかしないおかず…。その料理が莉英さんにはお世辞にも美味しいとは思えなかった。

料理を台所に立って楽しそうに作るハルモニはさながら「魔女」のよう。そんなハルモニが作る「魔女料理」をハラボジやオモニ、客たちは美味しそうに食べるが、莉英さんは残したり、ティッシュに吐き出したりしてしまっていた。

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