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〈そこが知りたいQ&A〉「北極星2」試射の背景と意義は?

2017年02月27日 14:19 主要ニュース 共和国

急速な進化遂げる技術力

朝鮮は2月12日、金正恩委員長の指導の下、新型の中長距離弾道ミサイル(IRBM)「北極星2」型の試射に成功した。試射の背景と意義をQ&Aでまとめた。

新型の中長距離弾道ミサイル「北極星2」型(朝鮮中央通信)

– 新型ミサイル「北極星2」型試射の背景は。

米国の核戦争威嚇に対する自衛的措置だ。朝鮮は、米国によって1950年代から核戦争の脅威にさらされてきた。米国は朝鮮戦争で核兵器の使用を公言し、その後も停戦協定に規定された武力増強の禁止を無視し、朝鮮半島南半部に核兵器を持ち込んだ。60年代末からは核兵器の使用を想定した南朝鮮との軍事演習を行っており、その規模は近年いっそう拡大されている。

90年代以降、核問題をめぐる朝米対話が進み一連の合意が生まれたが、ブッシュ政権はそれらの合意を一方的に破棄し、朝鮮を「核先制攻撃」の対象に指定した。オバマ政権も前政権の路線を踏襲した。

歴史的に続く米国の核恫喝策動を無力化し、国の自主権と生存権を守るため、朝鮮は核・ミサイル開発を進めてきた。13年3月には経済建設と核武力建設を同時に進める並進路線を発表、核兵器の開発とともに運搬手段となる長射程の弾道ミサイル開発に力を注いできた。

このような流れの中で、朝鮮は「国家路線である並進路線を貫徹する過程における正常な工程の一環」(2月15日、朝鮮外務省代弁人)として、今回の「北極星2」の試射を実施した。

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