公式アカウント

2017冬季アジア札幌大会、朝鮮から7選手が参加

2017年02月11日 18:50 スポーツ 主要ニュース 共和国

フィギュアスケートペア ショートトラック

【平壌発=金宥羅】19日から26日まで、札幌・帯広両市で開催される「第8回冬季アジア競技大会」に朝鮮から7人の選手が参加する。

フィギュアスケートペア競技にリョム・テオク、キム・チュシクペアが、ショートトラック競技にチェ・ウンソン、キム・チョルグァン、キム・テソン、キム・ピョルソン、パク・クァンミョン選手らが出場する。

フィギュアスケートペア競技にリョム・テオク(左)、キム・チュシクペア

昨年、国際大会で金メダル

フィギュアスケートペア競技に参加するリョム・キムペアは2015年にペアを組んだ。昨年8月にフィリピンで開催された「2016年アジアン・オープン・フィギュアスケート・トロフィー」、11月にイタリアで開催された「2016年メラノカップ」の両大会で金メダルを獲得するなど、近年急成長を遂げている。また、同ペアは今年の春に行われる国際フィギュアスケート連盟主催の大会としては最大規模の「2017年世界フィギュアスケート選手権」にも出場予定の朝鮮フィギュア界、期待の新星だ。

朝鮮は過去にも冬季アジア競技大会フィギュアスケート部門で好成績を残している。

1986年に札幌市で初めて開催された「第1回冬季アジア競技大会」では、フィギュアスケートペア競技で朝鮮のナム・ヘヨン、キム・ヒョッソンペアが金メダルに輝き、世界の注目を集めた。

また、今回リョム・キムペアを指導するキム・ヒョンソン監督も過去に「第1回冬季アジア競技大会」のフィギュアスケートペア競技にイム・スニョン選手とともに出場した経験がある。当時、10代だったキム選手は左足首を損傷し、競技出場自体が危ぶまれる中、痛みをこらえ、銀盤の上でダイナミックな演技を披露し、4位に入賞。在日同胞をはじめとする多くの観客に感動を与えた。

同胞たちの記憶に残る選手が、今回、監督として、31年ぶりに思い出の地、札幌に降り立つ。キム監督は、朝鮮選手たちを熱狂的に応援し、温かくサポートしてくれた同胞たちの姿を今も忘れることができないという。感慨深く当時を振り返るキム監督は、「競技で成果を上げ、異国の地で暮らす同胞たちに喜びと勇気を与えたい」と心情を語る。

在日同胞に喜びを

ショートトラック競技は、男子5000mリレーと各距離別種目に出場する。

注目株はチェ・ウンソン選手だ。チェ選手は、2013年12月にスロバキアで開催された「ダヌビア・オープン・ショートトラック・トロフィー」で総合1位に輝いた。また5人の選手全員が昨年12月中国で開催された「ISUワールドカップショートトラック 2016 上海大会」にも出場した。

ショートトラック競技でも朝鮮は過去に数々の戦績を残している。

92年にフランスで開催された「第16回冬季オリンピック大会」ではショートトラック女子500m競技でファン・オクシル選手が3位入賞。また、スピードスケート競技では人民体育人であるハン・ピルファ選手が1964年にオーストリアで開催された「第9回冬季オリンピック大会」に参加、3000m競技で銀メダルを獲得した。これは、24年から始まった冬季オリンピック史上、アジア人初のメダル獲得となり、世界の注目を浴びた。

66年にノルウェーで開催された「第24次世界女子スピードスケート選手権大会」に参加したキム・ソンスン選手は1500m競技で1位、1000m競技で2位、500m競技で4位、3000m競技で5位に入り、総合2位に入賞した。

ショートトラック選手たちを率いるリ・クァンホ監督は、過去の誇らしい戦績を振り返りながら、「今大会でも、これまで磨いてきた技術を如何なく発揮することで、祖国の人々と在日同胞たちに喜びを与えたい。ベストを尽くすつもりだ」と自信に満ちた表情で語った。

フィギュアスケートペア競技とショートトラック競技は、北海道立真駒内公園屋内競技場(札幌市南区真駒内公園1-1)で行われる。

フィギュアスケートペア競技のショートプログラムは24日14時20分から、フリースケーティングは25日15時から行われる。

ショートトラック競技は20日に男子1500mと男子5000mリレー予選が、21日に男子500mと男子5000mリレー準決勝が、22日に男子1000m、男子5000mリレー決勝が行われる。

(朝鮮新報)

 

Facebook にシェア
LINEで送る